ヒツジの毛刈りを実施しました

いつもは、GW頃に皆さんの前で行うヒツジの毛刈りですが、一昨年、昨年に続き、新型コロナウイルス感染症対策のため今年も非公開の実施となりました。今回はブログで毛刈りの様子をお伝えしたいと思います。 毛刈りをしたのはこの２頭。ジャコブ種という品種のヒツジ(愛称：アズキ)とコリデール種という品種のヒツジ（愛称：パンツ）です。


毛刈り前の写真。２頭ともモコモコです。年とともに毛の色が変わり、薄くなります。

毛刈りをする時は専用バリカンを使います。



写真はパンツの毛刈り中のものです。写真ではわかりづらいですが、毛刈りをしている時はヒツジが動いて怪我をしないように体の関節などに足をかけて大きく体が動かないようにしています。



アズキも毛刈りしていきます。アズキは活発な性格でよく動きます。そのため、毛刈りをする方もパンツよりも気を張りつつ毛刈りしています。




１頭５分ほどで毛刈りは終了しました。これぞ熟練の技。２頭ともスッキリしました。 この機会に健康状態も確認します。口の中や目元などいつもなかなか見られない部分をチェックします。



毛刈りした毛です。ふわふわで触り心地がよく手に油分がつきます。 刈った毛を集めて最後に毛の量を測りました。今回はパンツが3.2キログラムでアズキは1.4キログラムでした。パンツの品種(コリデール種)は毛を多く採れるように改良されている品種なのでアズキと同じように暮らしていてもアズキと比べて多くの毛が生産されます。

毛刈り後のヒツジは、よくヤギと間違えられます。たしかにモコモコの毛がないとパッと見た時に、ヤギに見えます。よく観察するとヤギとヒツジの違いがあるので、違いを探してみてくださいね。

飼育展示係　根津

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