更新日:2022.07.01はなのはなし
更新日:2022.07.01
はなのはなし
何となく、特別なことがあった時にこのブログを書いている気がします。私たちゾウ担当が、普段、あまりに当たり前だと思っていることが、とてもすごいことだとふと思い、今回はゾウの鼻についてお話しします。
もちろん、私たちと同じ「においを嗅ぐ」「呼吸をする」という機能もありますが、ゾウの鼻の使い方はかなり多様です。
鼻だけ出していれば息ができるので、いつまでもプールに浸かっていられます。それに、私たちの鼻ではできなこともたくさん!
まずは、みなさんご存じ「物をつかむ」から。
小さなものは鼻の先でつまみます。
ハートをひっくり返したような形をしているのがお分かりですか?その先端が指のように動き、上手につまめるのです。
大きなものや、牧草のように散らばるものは鼻を巻き付けてつかみます。
鼻には骨が入っていないので、しなやかに動きます。同じ「物をつかむ」でも、使い方が色々で面白いですね。
つかむだけではなく、そのまま振ったり投げたりすることも。
ヨーコが振っているものは、筒形の給餌器で小さな餌を入れています。給餌器を振って、小さな穴から小さな餌を出すなんて、びっくりする器用さです。
そして、つかんだ枝を利用してこんなことも。
頭をポリポリ掻いています。
人の手と同じだな、と感じた皆様。人の手ではできないことも、まだまだあります。
それは、次回に!
(はんざわ)