ヨウラクランの人工授粉　結果発表

　今年の初めに人工授粉を試したヨウラクラン、結実には至りませんでした。今まで他のランで人工授粉を実施した際は、授粉翌日には花が下を向くなどの変化が見られました。しかし、今回は実施後も花に変化が見られませんでしたので、いい場所に花粉塊を付けられなかったのかもしれません。また、季節外れに開花する事があったら、懲りずにルーペと刺繍針に拘ってチャレンジしたいと思います。

　一方、バックヤードの木に付けたヨウラクランは、気温上昇と共に花茎の伸長が始まりました。こちらの受粉は自然にお任せなのですが、このヨウラクランの花粉を誰が運び、受粉役を担っているのか、今まで知られていませんでした。それがつい先日リリースがあり、送紛者が双翅目昆虫のタマバエであるとの研究発表がありました。ご興味ある方は「ヨウラクラン　受粉」で検索してみてください。

　しかし、身近な生き物のことでも知らないことだらけですね。私も次の機会があったら、タマバエになったつもりで人工授粉してみようと思います。

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