更新日:2024.05.18ガマズミ
更新日:2024.05.18
ガマズミ
ガマズミは5~6月、枝先に白い花を咲かせます。花は小さな花が集まって、6~10㌢ほどの散房花序を作ります。その小さな花は5~8㍉ほどで、花びらは5枚に深く裂け、雄しべも5本で長くて目立ちます。
秋9~11月には赤い実をつけます。その様子はとてもきれいで目を引きます。その実は寒くなる頃に白い粉をふいて甘くなるそうです。もっともその頃には、ジョウビタキやヒヨドリなどの鳥たちも好物らしくほとんど無くなっています。
ガマズミはこのように初夏には花で、秋には実をつけて楽しませてくれる樹木で、古くから人々の生活になじみ深いものだったようです。枝が柔軟で折れにくいことから、柴や薪を結ぶのに使われました。また折れにくいので道具の柄などにもなりました。雪の上を歩く時に使われた「輪かんじき」の材料にもなったそうです。
金沢自然公園では園内各所で見られる樹木ですが、この写真はコアラバス停近くで撮りました。
ののはな子