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花の端境期(はざかいき)の写真

更新日:2017.07.25花の端境期(はざかいき)

更新日:2017.07.25

花の端境期(はざかいき)

暑くて暑くてたまんない!このブログを書くために公園内を一回りしてきたのですが・・・汗びっしょりで着替えました。

アジサイ、ヤマユリも盛りを過ぎ、極端に花の数が減っています。まさに花の端境期です。

そんなわけで花だけでなく実も併せて紹介します。

ha20170720-1ジャッケツイバラ実.jpg

① ジャッケツイバラの実  マメ科

5月の連休の頃に咲いていた黄色い花。今こんな鞘が付いています。

マメ科の植物であることがよくわかりますね。

ha20170720-2タンバグリ.jpg

② クリの実   ブナ科

秋の味覚のクリの実は、今こんな具合に緑色のウニのように生育しています。

同じ栗でも果実が小さいものをクサグリ(ジバグリ)、大きいものをタンバグリといい、小さいものほど味は良いと言われています。

ha20170720-3モクゲンジ実.jpg

③ モクゲンジの実 ムクロジ科

同じ科の④のフウセンカズラの実と比較してみてください。よく似ていますね。

どちらも果実は洋紙質の袋状(風船状)で、3室に分かれ堅い種子が入っています。

種子は数珠(じゅず)に用いたので寺院に広く植えられました。

ha20170720-4フウセンカズラ.jpg

④ フウセンカズラの実 ムクロジ科

ののはな館の玄関先に、毎年緑のカーテンとして植えられています。

淡い緑の葉とこの実は、風に揺られてとても涼しげです。

またこの実は堅く、真っ黒の地に白いハート模様があり、お猿さんの顔を書いたりして遊べます。

ha20170720-5ウバユリ縦.jpg

⑤ ウバユリ  ユリ科

もう咲き始めると思います。毎年梅雨の末期に咲きだす花で、円海山周辺の谷筋に生えるユリです。

花期がこの暑い時期であることと、花の色が真っ白でなく緑白色のせいか、大きいにもかかわらず目立たないので、ハイカーの目にも止まらないようです。

ののはな館の裏のシダの谷にありますので、お出かけください。

ha20170720-6ネムノキとカブトムシ.jpg

動物園内では

⑥ ネムノキ マメ科

ピンク色の優しい花。花の盛りは過ぎていますがまだ見られます。

動物園内の「わくわく広場」には写真のように、今、巨大なミヤマクワガタが出現しています。

このミヤマクワガタの奥に見えるのが、ネムノキです。

ha20170720-7ブッドレア.jpg

⑦ ブッドレア フジウツギ科

蝶のエサの蜜が豊富なことで「蝶の道」づくりのために最近よく使われています。

本園ではオセアニア区のコアラ舎前に植えられています。

ha20170720-8ヤマハギ.jpg

⑧ ヤマハギ  マメ科

しいのき山のヤマユリの咲いていた跡を見るとヤマハギが咲き始めていました。

まだ夏の盛りですが、なんとなく秋の予感がする花ですね。

ののはな館で育てているキキョウやオミナエシも咲き始めました。

暑い盛りですが、風があれば涼しい公園です。ちょっと早いですが秋を感じにお出かけください。

by花咲じじい