更新日:2017.11.10秋の園内の生きものたち
更新日:2017.11.10
秋の園内の生きものたち
ようやく台風がらみの長雨もあがり、秋の青空が広がる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。晴れ間を待っていたのは我々だけでなく、生きものたちも同様です。
ゾウ舎の前でニホンカナヘビが日光浴をしていました。彼らにとっては体を温めて代謝を上げる大事な行動です。園内ではあまりニホンカナヘビは見かけないのですが、結構いいサイズの個体でした。
キタキチョウも日向ぼっこをしていました。体が温まっていないので、近くまで寄っても飛んで逃げません。
珍しい虫も見つけました。ミミズクという虫です。虫だけどミミズク。稲などの害虫、ヨコバイの仲間です。初めて見ましたので、少々興奮して写真を撮りまくってしまいました。
こちらも大変レアな(私にとって)イモムシであるアゲハモドキの幼虫がいました。体から伸びている長いひらひらはひも状の蝋(ろう)です。カイガラムシなど体から蝋を出す虫が何種類かいるのは知っていましたが、アゲハモドキの幼虫も蝋を出すのは初めて知りました。この幼虫も私は初見です。金沢動物園に来て半年少々、初めて見る虫を何種類見つけたでしょう。
(飼育展示係 桐生)