生きものガーデンの昆虫たち　～その②～

あまりの暑さに昼間は蚊に刺されることがありませんが、夜になるといきなり大挙して来襲し刺される今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。


先日シロイワ舎で作業をしていたらジャコウアゲハの幼虫が地面を歩いていました。近くに食い尽くした食草のウマノスズクサがあったので、別のところのウマノスズクサに移しましたが食べませんでした。どうも蛹になる場所を探していたようです。




さてさて生きものガーデンですが、ウマノスズクサを移植してあります。そこにジャコウアゲハのメスが来ていました。羽が外敵にやられてぼろぼろになっていますが、産卵しようとしているのでしょうか。まだ卵は見つかりませんでした。




生きものガーデンには様々なアゲハの食草を植えてあります。パセリには大量のキアゲハ幼虫が来ておりました。ほぼ丸裸になるまで食べていたのですが、数日後1匹もいなくなっていました。まだ若齢幼虫だったので蛹になるために移動したとは思えず、アシナガバチかスズメバチに幼虫の餌にされたのではないかと思います。




おなじく植えてあるカラスザンショウにはクロアゲハの2令か3令幼虫がいました。緑色の終令まで無事育つでしょうか。




こちらは無事に育っていたアゲハの終令幼虫。カメラを近づけすぎたのか、威嚇しています。少し触れるとオレンジ色の臭い角を出しました。

チョウが花に集まり、幼虫が育つガーデンをもっと広げてアゲハだけでなく様々なチョウが集まる場所にしたいと思います。

（飼育展示係　桐生）

• この記事をシェアする
• Facebook
• Twitter
• LINEで送る