更新日:2019.02.05比較的暖かい厳寒の頃
比較的暖かい厳寒の頃
今年のお正月はいかがでしたでしょうか。
気象的には、比較的穏やかな1月であった気がします。
雨が降らずに乾燥したせいか、年のせいか、体中かゆい・かゆいになっています。
気のせいか、植物たちも水を欲しがっているように感じながら歩いてきました。
① ウメ (バラ科)のんびり野原の梅林
本園の梅林は35種約350本で、早咲きの梅が多く、2月初旬には満開となります。
遅咲きの豊後系の梅は3月初旬が満開となるため、1月末から3月10日ごろまで楽しめます。
八重唐梅はじめ、早春に咲く種類が多いため、すでに見頃となっています。
隣接してニホンスイセンのお花畑もあり、よい香りが漂っています。
② ウメ(バラ科)みずの谷の梅林
みずの谷の奥の日本庭園風の流れのある梅林です。
知らない方も多いかもしれませんが、来園されましたら是非ここへも足を運んでください。
③ オニシバリ (ジンチョウゲ科)ののはな館周辺
ジンチョウゲ科の植物は今頃花をつけるものが多いようです。ジンチョウゲやミツマタ等です。
そしてこの仲間は表皮が強靭であることも共通しています。
オニシバリの名前も鬼も縛れるほど、強じんな繊維を持っていることからつけられました。
④ サンシュユ (ミズキ科)みずの谷
花芽のてっぺんが黄色くなっていたので、うれしくなって撮りました。3月初めには沢山の花が見られると思います。
⑤ アカバナマンサク(マンサク科)うきうき林
この花芽も赤くなって開き始めていました。
⑥ソシンロウバイ (ロウバイ科)うきうき林
ロウバイは満開になっていますが、後発でこの花全体が黄色のソシンロウバイが咲きだしました。
⑦ 遊具広場からお花畑を見上げる。 うきうき林上部
ナノハナはまだ見頃とはいきませんが、咲き始めています。お子様連れで楽しめますよ。
⑧ タイワンリス (リス科) 園内各所
写真が小さくてごめんなさい。
今朝のニュースで、横須賀市では市内一斉に捕獲大作戦を展開して、何百匹も捕獲したとか報じられていました。
ののはな館周辺にもたくさんいて、ユズやナツミカンの果実、樹木の皮をむいてしまったりで、かなりの被害が出ています。
一見可愛いのですが、そうも言っていられなくなりました。
⑨ タイワンリスの被害(園内各所)
これはケヤキの皮をむかれてしまった写真です。皮をむいて樹液をなめているようです。
このように皮をはいで、裸になった枝は間違いなく枯れてしまいます。
同じように被害がある樹木はイロハモミジ、カラスザンショウ、センダン等、またツバキなどは点々と螺旋状に皮をはぎます。
いずれにしましても、金沢動物園・自然公園でも頭を痛めているところです。
厳寒期であることは間違いありませんが、暖冬といえるのではないかと思います。
スイセンやウメも見頃になっております。
これからは特に「うきうき林」こども広場のあるエリアが、散策に楽しい場所となります。
厳寒時は野鳥観察にも適した時期です。
炬燵やテレビにかじりついていないで、暖かい服装でお持ちであれば双眼鏡持ってお出かけください。
by花咲じじい