更新日:2022.07.18タイラVS泥棒ネズミ
タイラVS泥棒ネズミ
夜中のタンチョウの様子をビデオで確認していると餌箱の周りをちょろちょろと動く何かを見つけました...。
ネズミです!写真ではわかりにくいですが、〇で囲んだところにネズミがいます!どうやらタイラにあげているペレットやパンなどを狙っているようです。外から匂いを嗅ぎつけてやってきたのでしょうか?凄まじい嗅覚ですね。
ちなみにネズミは「頭の悪い鼠」という言葉があるように、泥棒を連想させる動物としても代表的なようです。江戸時代には「鼠小僧」と呼ばれる盗賊もいたとか。
ネズミが盗んでいく餌の量自体は微々たるものですが、本当に怖いのはネズミが運んでくる病原菌。有名なものだと、14世紀のヨーロッパで「黒死病」と恐れられたペストを引き起こすペスト菌や、サルモネラ菌などがありますね。もちろん全てのネズミが病原菌を持っているとは限りませんが、対策するに越したことはありません。
というわけで、ネズミ返し付きの餌台を作りましょう!まずは木材を用意して、適当な長さに切っていきます。
切り終えたので組み立てていきます。
すいません!組み立てるのに熱中するあまり、組み立て中の写真を撮るのを忘れていました💦
完成した餌台がこちらです!この上に今使っている餌箱を乗っけて、そこから食べてもらうことが目標です。
下から見るとこんな感じです。これならネズミも登ってこれないはずです!
木材の端材を使ってお絵描きをしてみました。こんな反応を見せてくれることを期待したいです。
では、早速展示場に設置して餌台に慣れてもらいましょう!
まずは初回なので、目立ちにくい展示場内の隅っこに置いてみましょう。反応が楽しみですね!びくびくしながらゆっくり近づいていくというのが、私の勝手な予想です(笑)。
赤〇で囲った部分に餌台を置いています。さすがに遠いのか、まだ気づいていません。
あれ、もしかして全く気づいてない?というか気にしてない?
魚を食べに行ってしまいました。びっくりするぐらい無関心でしたね(笑)。ですが、これならば実際に置いて使用したい、ペレットの給餌場所である寝室に置いても、あまり気にせず使ってくれそうではあるので一安心です。
ネズミ返しがしっかりと機能することを願いたいものです。
(飼育展示係 橋迫)