更新日:2016.06.10モコで~す☆
モコで~す☆
はじめまして、「モコ」(メス)で~す♪
広島から横浜へ仲間入りをしました。
ユーラシアカワウソの中国産亜種は、海外からの導入も難しく、国内ではズーラシアと広島で計7頭しか飼育されていません。そのような状況の中、共に協力しつつ繁殖をがんばっていきましょうということで、来園したモコ。
まずは、モコがのびのびと生活できるように、横浜での環境に馴れてもらうのが最優先です。
が...
見知らぬ環境と、見知らぬカワウソたちと担当者...
隠れるところはたくさん用意したのに、とにかく隙間にはまりたい!と、いうモコ...
プールとフェンスの隙間に長細いまま、すっぽりはまって、大好きなはずのドジョウも、それどころでありません。
小屋の下でひっそりしていたり...
最初はあわあわビクビクしていて、モコを見ているのも申し訳なくなるほどでした。
それが、来園3日目になると...
担当者が、目線を向けずに小さくなってしれ~っと作業をしていると...
「チラッ...」
「チラッ...」
何かを感じて見てみると、モコが私をひっそり観察していました(笑)
そして、この観察で何かを納得したのか?この後より急激にフレンドリーになってくれたモコ。
来園4日目の朝には、入舎前からガタゴトの音が激しく、何をしているのかと思えば...
フェンスを登っていますね~
寝室の中は、小屋も動かし、自分の体重の倍はあると思われるU字溝もひっくり返しているし...
広島の担当者の方からは、「すごいカワウソですから...」という引き継ぎを受けていましたが、モコパワー炸裂で、探索を楽しんでいるようでした。
今では獣医さんの巡回でも
「何、なに~?」
と、顔を出してくれるようになって、すっかり馴染んできましたよ。
横浜での生活も悪くないと思ってくれているかしら?
「ごはん、は~や~く~!!」
誰よりも激しくごはんを催促するようになったモコですが、姿が見えない...と思って、
「モコー!」
と呼んでみると、扉の隙間から顔を出してきて(笑)
やっぱり隙間好きのモコちゃんなのでした。
公開まではもう少しかかりそうですが、外ではどんな様子を見せてくれるのでしょう?
お楽しみに♪
担当:いとう さくら