更新日:2016.03.01調べてみるとおもしろいかも!?
調べてみるとおもしろいかも!?
動物の名前クイズ !
・ ケイビ―
・ ギニアピッグ
・ マーモット
これは、全て同じ動物の名前です!
一体どんな動物でしょう?
ケイビー?
うーん。全く想像がつきません・・・。
ギニアピッグ?
ピッグ? 豚に似ているのでしょうか?
マーモット???
何だか聞いたことがあるような・・・
「マーモット?・・・」
「マーモット?・・・」
「マーモット、マーモット、マーモット、 マーモット、 マルモット・・・ 」
この響き! もしや!?
勘のいい方はお気づきかもしれません。
そうです、
正解はこちら!
モルモットです!
英語圏では「ケイビ―」や「ギニアピッグ」、
オランダでは「マーモット」などと呼ばれていました。
日本ではモルモットという名前で親しまれていますが・・・
実は、この名前で呼んでいるのは日本だけなんです!!
カタカナなので外国語だと思われる方も多いのですが、
外国の方には全く通じない言葉、和製英語なんです。
動物の名前にも和製英語があったのですね ! 笑
では、このモルモットという名前は一体どこから生まれたのでしょう?
少し歴史をさかのぼってみましょう。
モルモットが日本にやってきたのは江戸時代末期のこと。
日本に交易に訪れていたオランダ人によって
長崎に持ち込まれたと言われています。
その際、オランダ語での名前「マーモット」が一緒に伝わり・・・
マーモット → マルモット → モルモット と変化していき、
モルモットが広まったのではないかと考えられています。
ちなみに・・・
マーモットという名前の動物もいるんですよ。
山岳地帯に生息しているリス科の動物で、プレーリードッグに
似た姿をしています。オランダでは、マーモット・モルモット、
どちらもマーモットと呼んでいたようです。
なんだかややこしいですね。笑
現在では、マーモットと区別して「カフィア」と呼ばれているみたいです。
日本では、モルモットという名前の他に、「テンジクネズミ」という
名も付けられています。動物園でもこの呼び方が使われている事が
ありますね。
「天竺(テンジク)」とは、西遊記でおなじみインドのことです。
インドのネズミ? でも原産は南米だよな???
どうやら、中国で天竺ぐらい遠くからやってきたネズミということで、
テンジクネズミと呼ばれるようになったいうのが有力な説のようです。
このように、皆さんにとってお馴染みの動物でも、名前の由来を
少し調べてみることで、たくさんの新たな発見があります。
歴史から文化にいたるまで、たくさんの豆知識が今回も得られましたね。
すでに知っている動物でも、ちょっとしたことを調べてみるだけで、
新たな発見がたくさんあるかもしれませんよ!
「でも、調べるのは面倒だな?」と思ったあなた!
動物の展示場前で、こんな説明書きを見かけたことはありませんか?
ついつい、動物に目が行ってしまいますが・・・
これらの解説の看板には、動物の特徴や生態についてだけでなく、
名前の由来について書いていたり、歴史についても触れていたり・・・
とにかく色々な情報が詰まっています ! 笑
今度、動物園を訪れる際には、こちらにも注目してみてくださいね^^
ぱかぱか広場 池田