更新日:2016.10.17珠目二・吭搦左・波分
珠目二・吭搦左・波分
今回のブログのタイトル「珠目二・吭搦左・波分」ですが、決して文字化けしているわけではありません。
なんか必殺技っぽいから、必殺技の名前でしょうか?
いいえ!そんな必殺奥義はありません。
では、この漢字の羅列はなんなのか?
この漢字は、ぱかぱか広場のあるところで見ることが出来るんです!
見たことある人もいるでしょうか?
それは、ここです!!!!
じゃーん!光翔君の馬の部屋の上にある表札のようなものに書いてあるんです!
写真の右下に「珠目二・吭搦左・波分」が書いてあるんです。
他にも、光翔君が日本在来馬の一種である木曽馬の血をひいていることや生年月日、出身地、お父さんとお母さんの名前が書いてあるんです!
だから「珠目二・吭搦左・波分」はいったいなんなんだ?
今から解説しますので、焦らずに!
さっきの表札をもう一度見てみると「珠目二・吭搦左・波分」の上に「特徴」という字が書いてあります。つまりこれは、光翔君のある特徴なんです。
では、何の特徴か?
馬の体にある旋毛(せんもう)と言われる部分の位置や個数を書いたものだったんです。
旋毛とは、皆さんにもわかりやすく言うとつむじのことです!
(今回はわかりやすくつむじで統一させていただきます。)
実は、馬の体にもつむじがあるんです!
まずは、珠目二(しゅもくに)!
珠目とは、だいたい馬の顔の真ん中部分を指します。
写真の黄色丸で示した部分です!
ここにつむじがありますよということでした。
さらに、漢数字の二が指し示すのはなんなんだ?
それは、光翔君の前髪をあげてみると‥
そう!つむじが二つあるよってことでした。
だいたい顔の真ん中に一つなんですが、光翔君は二つもあるんです!
珠目二(しゅもくに)についてはクリア!
次は、吭搦左(ふえがらみひだり)!
ふえがらみと言われる部分がこのあたり!
写真の赤丸で示した部分です!
焼肉が大好きな人はもしかしたら聞いたことがあるかも知れません。
焼肉では、気管のことを言ったりします。
馬の体で言えばこの辺り!近くで見てみると‥
こんなところにもつむじがあるんです。
ふえがらみという部分の左にあるよってことだったんです!
これで吭搦左(ふえがらみひだり)もクリア!
最後に、波分(なみわけ)!
さっきのふえがらみに近いのですがそれよりももうちょっと下にあります。
馬の首の下側にあります。
写真の青丸で示した部分です!
ここのつむじは首の下側にあり、覗き込まないと見えない部分ですが‥
こんなところにもつむじがあったんです!
これで、波分(なみわけ)についてもクリア!
これであの謎の漢字たちが解き明かされたのですが、
一体、何のためにつむじの位置なんて書く必要があるのか?
実は、馬のつむじは生まれてから死ぬまで場所が変わらないため、個体識別のための特徴として書かれていたんです。もちろん、似ている馬を見分けることもできますし、なにより自分の馬であることの証明にもなるんです。
移動手段や農業や林業などで活躍してくれる馬たちは、大事な家族であり財産でもありました。盗まれたり、逃げ出したりしてしまった時に自分の馬ということが証明できることはとても重要になっているんです。
皆さんも光翔君のつむじを探してみてください!
全部見つけるときっと幸せになれますよ!
ぱかぱか広場 小林 範史