更新日:2016.07.10馬も汗をかく!?
馬も汗をかく!?
ぱかぱか広場のブログ、久しぶりの更新です!
ズーラシアのホームページが新しくなりました。それに伴いブログも新しくなり、書き方がかわって、四苦八苦していました。
さて、今回は梅雨明けもしていないのに、真夏かと思うほど暑い日があるので、馬の夏っぽい話題にしていこうかと思います。ぱかぱか広場の馬もスタッフたちも暑いのはとっても苦手。
暑い時、みなさんも運動したら、たくさん汗をかいて体を冷やしますよね?
なんと!
馬も人間と同じように汗をかいて体温を下げているのです。
「へ〜。そうだろうね〜」
と思う方も多いかと思いますが、
実は、馬や人間のようにたくさん汗をかいて体温調節をする動物はいないのです。※体温調節のために少量の汗をかく動物はいます
思い浮かべてみてください。汗だくになっている動物、見たことありますか?私も馬と人間以外は見たことがありません。
そこで、今回は運動して汗だくになった春太くんの様子を紹介したいと思います。
これは運動前の写真。暑い日でしたが、まだ汗はかいていませんね。
小一時間ばかり運動すると・・・
春太:「あついよ〜」
こんなにも汗だくになってしまいました。
(もちろん春太くんの様子をみながら、無理をさせない範囲で運動していますよ!)
運動前はこんなんだったのに・・・
運動後には・・・
春太:「疲れたよ〜。あついよ〜。」
見えにくいですが、お腹のあたりまで汗びっしょり!
鞍を外してみると・・・
鞍の下はびしょびしょです。
股の間も・・・
乾いていたはずなのに・・・
ご覧の通りに・・
お腹の下には、したたり落ちるぐらい汗をかいていました。
汗をかいた後は、シャワータイム!
春太:「冷たくて、きもちいい!!」
排水溝を見ると・・・石鹸やシャンプーを使っていないのに泡立っていました!
「え?なんで?」
実は、馬の汗には界面活性剤(石鹸にも含まれる物質)の役割をしているラセリンという物質が含まれているため、このように泡立つそうです。この物質が含まれているおかげで、全身が毛で覆われていても効率良く汗を行き届かせることができ、体を冷やすことができるようです。
動物の体の仕組みって本当に理にかなっていますね!
動物たちの生まれ持った機能にはいつも驚かされます。
ぱかぱか広場 北川健史