更新日:2017.07.25海ゴミの神様を作ろう!
海ゴミの神様を作ろう!
皆様。
今年の夏はもう海へ行かれましたか?
海へ行ったときに、きれいな貝殻や、ヒトデ、珍しい魚の骨などを見つけると、実に楽しい気分になりますよね。
ところが、そんなところに、たくさんのゴミが落ちていると、とても陰惨な気分になってしまいます。
沢山の海の生き物たちが、そういったゴミに悩まされています。
ゴミの被害を受け、命を落とす生き物たちもたくさんいます。
よこはま動物園では、そういった現状、そして私たちがどうすればいいのか、来園者の皆さんに知っていただくために、「海の生き物SOS!展」をホッキョクグマ水中ビューで開催しています。
では、海を漂う無数のゴミ・海岸に打ち上げられる数多のゴミはいったいどこから来るのでしょうか。
実は、その多くが、海から離れた街で出たゴミが、風に飛ばされ川に流され、海にたどり着いたものです。
街に住む我々がゴミの処理をきちんと行えば、海のゴミの被害にあう生き物たちもなくなるはずです。
そこで。
海ゴミの神様に、ゴミの処理をちゃんと見張ってもらいましょう!ということで、海で拾った様々なものを使って、「海ゴミの神様」を作ってもらうイベントを実施しました。
まず、海ゴミの現状について解説します。楽しいイベントにするのはもちろんですが、なぜこれをやるのか、を理解してもらわなければいけません(が説教臭くならないように気を付けています)。
そして、みんなで思い思いの材料を使って、海ゴミの神様を作ります。
コウイカの甲や流れ着いた木材などを土台に、貝殻・ウニの殻、海藻などの自然物、ペットボトルのふたや容器のかけらなどのプラスチックごみ...ホットボンドを使って土台に貼り付けていきます。
どんな顔になるでしょうか。
完成!
大きな巻貝の目がしっかりと見張ってくれそうな神様です。
よこはま動物園では、こういったイベントを通じて身近な環境の保全について皆様に考えてもらう取り組みを行っています。
残すは7月30日一回となりました。参加されたい方は、先着20名様ですが、入園口の申込用紙に当日ご記入ください。
皆さんもゴミ問題に一歩踏み出し、楽しく海で過ごしてみませんか?
※このイベントは『神奈川県野生動物救護連絡会』の協力を得て行っています。
(海ゴミ担当 太田真琴)