更新日:2017.08.22東北野兎セリ通信 1/6
更新日:2017.08.22
東北野兎セリ通信 1/6
みなさん、こんにちは。そして、お久しぶりです。
東北野兎セリ通信(全6回)のお時間です。
ずいぶんと遡りますが、2017年3月28日に殿方ことトッピーとセリの間に、
3頭の仔っこが誕生しました。(残念ながら1頭はすでに死亡していますが...)
誕生直後から、しっかりと毛が生え、目も開いていました。
だって、ノウサギだもん。
ノウサギは母仔がずっと一緒にいるのではなく、仔を茂みにおいて
親は夜間に数回、しかも数分の授乳をするだけ。
だって、ノウサギだもん。
なんと淡白な子育て...、と思いきや
セリの子育ては一味も二味も違います。
朝っぱらから、しかも、巨人(飼育担当者)が掃除に入っている間に授乳を始めました...。
だって、動物園だもん。そして、仔が欲しているんだもん。
授乳は夜間に数分だけ、と聞いていたのですが...
5分以上も飲み続ける仔たち。
そして、仔が飲み終わるまで動かないセリ。
新米ママとは思えない、どっしりした子育て。
ぐびぐびお乳を飲み、母親の愛情を一身に受け...
日々、大きくなる仔たち。
生後2日目に、雨が...
ちゃんと2頭とも洞の中に避難していました。
生後4日目にもなると...
急に成長したような気がするほど成長しています。
成長の早さに日々、驚かされるばかりです...。
名前は母親(セリ)にちなんで、七草から頂戴し「なずな」と「すずな」と命名しました。
みなさんの気になる性別はまだ不明です...。
この辺で、第1回東北野兎セリ通信は終了です。
次回もお楽しみに。
元トウホクノウサギ担当 飼育展示係 ナカジマ