更新日:2017.01.09チーム・あんこ
チーム・あんこ
みなさん、こんにちは。
突然ですが、
トウホクノウサギはセリちゃんと殿方ことトッピーくんだけではありません。
遅ればせながら、昨年誕生したトウホクノウサギをご紹介します。
昨年の春ごろ、展示場にて、新たな命が3頭誕生していました。
3頭でまとまっている姿は天然のおはぎみたい...
(おいしそう、だなんて言いません)
夜の間に誕生し、朝にはすっかり毛も乾き、目も開いていました。
誕生当日から、しっかり出来上がっていることに驚くばかり...。
近くにボールペンを置いてみました。大きさが分っていただけると思います。
せっかく、3頭誕生したので、つながりのある名前を考えました。
1頭目 しろあん
2頭目 つぶあん
3頭目 こしあん
名付けて、チームあんこ!!
この状態では、誰が誰なのかわかりません...。
もう少し特徴が出てきたら割り振ることとしましょう。
日々の中で、個体差が出てきました。
奥の仔は額に白い毛が目立ちます。迷うことなく、「しろあん」です。
手前の仔たちは大きさがだいぶ違います。
大きい方を「つぶあん」、小さい方を「こしあん」としました。
明らかな大きさの差があり、ちゃんと育つか不安でしたが、
すべては母親にゆだねました。
より良い飼育環境や十分な餌は準備しますが、
動物園で誕生する動物がすべておとなになれるとは限りません。
残念ながら、小さかった「こしあん」は天へと召されました。
半月にもなると、母親と一緒に行動することも...。
まだまだ、おこちゃま感は抜けませんが、一人前にノウサギしてます。
巨人(飼育担当者)が展示場に入ってきた時には、ちゃんと、巨人が作ったトンネルに避難します。
あまり使われている様子のないトンネルは、仔ノウサギの避難場所なんです。
ただ、成長があまりにも早く、生後2か月にもなると入れなくなりましたが...。
ご覧のように、生後2か月もすると、ただのノウサギです。
ちなみに、手前がしろあんくん、奥がつぶあんちゃん。
母親と並ぶと、ほとんど変わりません...。
野生だと、1か月程で独り立ちすることもあるそうです。
このサイズで母仔が並んでいる姿を見られるのは動物園ならでは!?
かわいい子どもの時期は非常に短く、
成長過程を紹介するタイミングを逃してしまいました...。
3か月も過ぎると、子ども同士で仲良くくっついていたり...。
ちなみに、左がしろあんくん、右がつぶあんちゃん。
現在は、獣舎で生活をしているので、ご覧いただけません。
獣舎でのんびり過ごしています。
このブログをご覧になり、来園頂いても、仔ノウサギはもういません。
みんなおとなになったうえ、現在はセリとトッピーが展示場にいます。
今春、新しい仲間が誕生した場合には、このような様子が
ご覧いただけるかもしれません。
首を長く、のんびりとお待ちください。
飼育展示係 ナカジマ