更新日:2018.11.2324歳になったぞう!【前編】
24歳になったぞう!【前編】
こんにちは!
11月2日にインドゾウのシュリー(メス)は24歳のお誕生日を迎えました。
翌日の11/3(祝日)にお誕生日会を行ないました。
その時の様子をご紹介します。
今回の特製ケーキはゾウの形にしたいと工夫してみました。
ゾウにあげるものは、すべて食べられるものでなければならないのです。
顔の部分は芋ゼラチンで、目はぶどう、鼻はバナナ、耳は白菜、数字の部分は蒸し芋とニンジンにしてみました。
芋ゼラチンとは、蒸したサツマイモを粉ゼラチンとお湯で混ぜて固めたものです。
さて、シュリーは喜んで全部食べてくれるでしょうか?
そしてケーキの他にもう一つ作ったものがありました。
当初の予定ではケーキには24歳と書けないと思ったので、何か年齢を書いたものを作りたいということで、シュリー用の王冠を準備しました。
なぜ58もあるのかというのは【後編】でのお楽しみ!
当日イベントぎりぎりに全ての準備が整いました。
お誕生日特別ガイドのために園路からゾウ展示場前に行くと、いつものとっておきタイムよりもはるかに多いお客様が待っていて下さいました。
まず、シュリーのお祝いをする前にオスのラスクマル(28歳)が自分にはないのか!と怒るといけないので、乾草と給餌器をセットします。
この日は少々ご機嫌ななめだったラスクマルですが、イベント中はそれを食べていてくれました。
そしてついにこの日の主役、シュリーの展示場にケーキがセットされます。
ちゃんとゾウさんケーキに見えたようで、お客様にも「ゾウさんになってる!」と言っていただけました。
奥では男性飼育員がシュリーの上に乗って、シュリーも王冠を頭にのせて準備が整ったようです。
「それでは登場してもらいましょう!」と言う時間もなく、かなりの早足で一直線にケーキに向かってきました。
そのまま躊躇することも、においを嗅いで確かめることもなく、いきなり下に敷いていた乾草を鼻でたくさんつかんで食べ始めました。
何よりも草が一番好きということでしょうか...
一生懸命作ったケーキ、この後、全部食べてくれるのでしょうか??
後日【後編】のブログをアップしますのでお楽しみに!
【飼育展示係 くわばら】