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お待たせしております☆まめたろうですの写真

更新日:2018.05.02お待たせしております☆まめたろうです

更新日:2018.05.02

お待たせしております☆まめたろうです

最近、園路に出ると「"まめたろう"はまだですか?」と、多くのお客様からお尋ね頂きます。お電話まで頂いているそうで大変恐縮しております。
"まめたろう"は、今年の2月20日に東京都多摩動物公園からズーラシアにやってきたオスのレッサーパンダ(1歳)です。mame1.jpg小顔とキリッと眉毛(っぽい目の上の模様)と長い胴(小顔ゆえに感じるだけかな...?)が特徴です。

2月に来て早2カ月...
「2カ月も何やってるんだろう?」「まめたろうは元気なの?」「GW中にはデビューするんじゃない?」きっとたくさんのご心配をおかけしていることと存じます。そんな皆様のご期待に添えていないことを心苦しく思いながら、せめて近況報告を、とブログで紹介させて頂くことにしました。

まめたろうは元気です。
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元気いっぱいです。
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来園初日。
mame6.jpg緊張の様子、伝わりますでしょうか?
動物にとって、引っ越しは自分の与り知らないところで起こります。個体の性格にもよりますが、多くの場合、知らない場所、知らない人(と、周りの知らない個体)に慣れるのに時間がかかります。
まずはズーラシアの環境に慣れてもらわなければなりません。初めは、自分の部屋、自分の庭、それから、展示場に出るための通路(シュートと呼びます)、そして、展示場、と、段階を踏んでいきます。

自分のお部屋と庭、シュートには数日で慣れてくれましたが、問題は屋外となる展示場。

展示場で数時間一頭で過ごしてもらうには練習が必要です。練習も滞在時間を5分、10分、15分と延ばしていき、慣れた担当者と一緒に過ごすところから、担当者がいなくても落ち着いて(ここが重要!)過ごせるか、半日大丈夫か、一日大丈夫か...と、ここでも段階を踏む必要があります。この練習はいつするか、通常ならば休園日です。しかし、今年のズーラシアは3月下旬からGW明けまで休園日がありません。

でも、まめたろうの練習もしたい!そこで、開園前の時間を使ってこっそり練習を行ってきました。
mame7.jpgいつも出ると、まず気になるところをくんくんと嗅ぎに行きます。

mame8.jpgごはんも置いて、「朝ここに出たらごはんが食べられる」と覚えてもらいます。

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ごはんを食べ終えると再び探索へ。

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このあと懸垂のように扉を登ろうとしたため、担当者は焦りました(汗)
幸い、すぐに降りてくれました。登ったとしても扉の上はネズミ返しのような構造になっているのできっと大丈夫です。

しかしこの先、半日、一日の練習をするにはやはり休園日が必要です。
次の休園日にはたっぷり練習しようね、まめたろう!

そんなこんなで、まめたろうは元気に過ごしています。
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シュートで壁ドン。

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相手はリンゴ(見えませんが前肢に持っています)。

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皆様にお会いできるようになるまで、まだ時間を頂戴致しますが、どうかもうしばらくお待ちくださいませ☆

***4月23日まで設置していたコウセイへの献花台に、たくさんのお花や写真、温かいお手紙を頂きました。皆様のお気持ちはきっとコウセイに伝わっていると思います。本当にありがとうございました。***

飼育展示係 永井