更新日:2018.07.19群れの変化①
群れの変化①
赤ちゃんのモカが新たに加わって、6頭の群れになったフランソワルトンたちですが、その中でも特に2頭の個体に、今までと比べると違った行動が見られるようになったので、そのお話をさせていただこうと思います。
今回はそのうちの1頭、ココアについてです。
ココアは2015年4月生まれの、現在3歳のメスの個体です。
出産当日は姉のショコラと一緒に何とかモカを抱かせてもらえないかと、母親のチョコの周りに張り付いていましたが、チョコが頑なに拒否!
ちなみに左側にいるのがココアです。
しかし翌日にはチョコのお許しが出たようで、ココアがモカを抱いていました!
ココアの粘り勝ちですかね(笑)
最初は抱くのに慣れていない感がとても強かったです(笑)
とにかく落とさないようにギュッと抱いていました。
モカがずり落ちてきてしまって抱きなおす時は、上手く抱えなおせないのか、こんな感じに両後肢を使っていました。これで枝から落ちないんだから凄いバランス力!
展示場に出てからも、積極的に抱いていました。
2週間も経つ頃には、ご覧のような安定した抱っこに!しっかり首を支えていますよ。
ベテランゆえの余裕なのか、ココアが頼もしくなったからなのか、母親であるチョコはモカをココアに預けて、自分は1頭でのんびり。
なので1日を通してもココアがモカを抱いていることが多い気がします。
それでも...
やっぱりミルクはお母さんからしか貰えませんからね!笑
モカがお腹を空かせて鳴くと、すかさずチョコがやってきてモカを奪還していきます。
チョコが抱いている時も気になるのか、ココアはチョコの側にぴったり張り付いています。
チョコがたまにモカを置いて餌を食べに行ってしまうこともあるのですが、置いていかれて必死にモカが鳴いていると、すかさずココアが現れて抱きかかえていきます。モカもココアをすっかり信頼しているようで、ココアが抱いている時は安心してリラックスした顔をしています。
陽がさして暖かくなると、展示場の巣箱の上で強制昼寝の時間です(^^;
この光景、私も何度か見たのですがココアがモカを抱いたまま横になって一緒に寝ようとするんです。
まるで人間のお母さんが赤ちゃんを寝かしつけようとしているかの様な姿。
モカはしばらくじたばたした後、諦めて大人しくなるか、脱出して箱の上をぴょんぴょん走り回っているかのどちらかです(笑)
モカが生まれてもうすぐ2か月が経ちますが、すっかり頼もしくなったココア!
これからまたどんな変化が出てくるのか、楽しみです♪
モカも毎日元気にすくすく成長しています(^^)
(ちなみに鼻の周りが赤くなっているのは鼻血ではなく、どこかで引っ掛けてしまったようです。)
【飼育展示係 久保田】