更新日:2019.01.28さようなら、トウコ
更新日:2019.01.28
さようなら、トウコ
今月5日、ニホンザルのトウコ(推定28歳・メス)が死亡しました。
開園当初から群れの一員として過ごしてきた最年長のおばあちゃん。
高齢ということで段々と動きが鈍くなってきましたが、
餌の時間の前には元気な鳴き声を上げて、扉の前で待っている姿をよく見せてくれました。
2000年の5月にフジオ(オス)を出産し、母親として立派なオスへと育ててきました。
上の写真はフジオです。
フジオはトウコがいなくなってから、落ち着かない日々が続きました。
死を理解しているかどうかは分かりませんが、急に母親が群れから姿を消したことからショックを受けたのかもしれません。
トウコは群れの中では順位の低いメスでしたが、最年長ということもあり、群れの仲間とのコミュニケーションをよく取っていました。
昨年5月に生まれたヤマト(オス)の遊び相手になってあげていることもありました。
急なお別れとなり、とてもさみしいですが、残されたフジオと共に、今後とも群れの仲間たちが健康に過ごせるように精進していきます。
長らくトウコのことを見守っていただきありがとうございました。
よこはま動物園 飼育展示係 牧野