更新日:2019.03.21チーラン ~裏側紹介①~
チーラン ~裏側紹介①~
前回、チーランおすすめスポットをこちらのブログでご紹介しましたが、今回はチーランの知られざる裏側をお見せいたしましょう!
普段、サバンナ混合展示場では「キリン」「シマウマ」「エランド」「チーター」の4種混合展示を行っております。が、チーラン実施の際は「キリン」「シマウマ」「エランド」はその時間だけお部屋でお留守番です。
さぁ、開園前からチーム☆サバンナは展示場のコース準備から始めていきます。
チーランの仕組みはとっても簡単。
展示場にプーリー(滑車)を釘で打ち込み、ヒモを引き、機械でルアー(疑似餌)を動かす!これだけです。
↑の写真の赤いものがプーリー。白いものがルアーです。
プーリーを拡大するとこんな感じ。釘を3本ずつ打ちます。
展示場内に打つプーリーの数はだいたい10個前後。
これをひたすら繰り返します。
次に展示場の中央でセットしているのは...?
特注のルアーモーター。
プーリーとモーターのセットが完了したら試運転します。
少しでも位置がズレていたらまたプーリーを打ち直したりと、なかなか時間がかかります。
ルアーも外れないように結び直して...準備完了!!☆★
展示場中央には何やら大きなハシゴが。
このハシゴ、実はホッキョクグマのプール清掃をする時に使用する特大ハシゴをお借りしているんです。
なぜ、このハシゴが必要かというと...?
じゃじゃん!飼育員の手元に注目です。手の中にはリモコンが。
実は、ルアーを操作しているのは展示場内にいる飼育員!高いハシゴに登ってチーターがギリギリ触れられそうで触れられないくらいの間合いを計りながらルアーを動かします。
チーターからルアーが離れすぎると、チーターは獲物を狙うのを諦めてしまいます。更に少し距離があってもなるべく最短距離で獲物を捕らえようとする本能が働き、コースをショートカットします。逆に近すぎるとルアーをゲットされてしまいます。
このルアー操作者、あまり目立たないように見えてチーターの観察を誰よりも行わなくてはならない非常に重要な役割なんです。
今日の裏側紹介はここまで。次回に続きます♪
サバンナ チームネコ科
チーターラン推進委員会
委員長:有馬(監督・構成・演出)
副委員長:鈴木(由)(音響・記事・有馬の右腕)