更新日:2019.06.03ニホンザル成長日記
ニホンザル成長日記
皆さん、こんにちは!
ニホンザル飼育担当の牧野です。
今回は前回(こちら)の記事で紹介した赤ちゃんたちの性別と愛称が決まりましたのでお伝えします。
こちらは4月3日に生まれた赤ちゃんと母親のニックです。
赤ちゃんの性別はメスで、愛称を『ヨツバ』と名付けました。
愛称の由来は、当園では48番目のニホンザルということで、48の数字からヨツバと決めました。
母親のニックも同じように29番目のニホンザルということで、ニックと名付けられました。
続いては4月18日に生まれた赤ちゃんと母親のミソジです。
赤ちゃんの性別はオスで、愛称を『ミソ』と名付けました。
愛称の由来は、母親のミソジから愛称を取ってミソと決めました。
ヨツバとミソが健康に育っていけるように飼育担当者として頑張ります。
ニホンザルの赤ちゃんは生後1週間ほどで周りの物に興味を持ち、モゾモゾと動いたり、
手足を伸ばしたりします。
段々と母親に抱かれたままではいられなくなり、2~3週間ほどで母親の周りを歩いたり、
木や岩によじ登ったりします。
ヨツバは展示場内に張られたロープに興味を示しました。
小さいながらもしっかりとバランスを取って渡っていきます。
そんなヨツバを見守っているのは母親のニックではなく、ヨツバの祖母に当たるサイコです。
ニホンザルの子育ては基本的には母親1頭のみで行います。
しかし、赤ちゃんの動きが活発になってくると祖母や母親の姉妹、
そして群れの若いメス等が協力してくれることがあります。
サイコは孫大好きおばあちゃんで、ヨツバのことをとても気にかけています。
ニックの代わりにヨツバを抱く姿も見られました。
サイコ、ニック、ヨツバの親子3世代が揃った姿を是非ご覧ください。
18日生まれのミソはまだまだ母親のミソジに抱かれていることが多いですが、
段々と歩き回る時間も増えてきました。
皆様も赤ちゃんたちの成長を温かく見守っていただければと思います。
ちなみにサムネイルの写真はヨツバです。
よこはま動物園 飼育展示係 牧野