更新日:2019.07.01保温性抜群?
更新日:2019.07.01
保温性抜群?
みなさん、おひさしぶりです。
傷病鳥獣担当ヨシタツです。
暑くなってまいりましたね。
この季節は、ヒナの餌となる昆虫が多く、植物の葉も生い茂るので多くの鳥たちの繁殖シーズンです。
そして、傷病鳥獣担当の繁忙期にもあたります。
先月は60点を越える野生動物が保護され、ズーラシアに持ち込まれています。その多くは鳥のヒナです。
さてみなさん、これが何かわかりますか?
巣。そうです。
誰の巣かというと、
メジロという鳥の巣です。
メジロは体長12cmほど。※体長はくちばしの先端から尾の先まで
日本で1年中見ることができる鳥(留鳥)です。
▲メジロ
今回持ち込まれた巣は、庭に生えているキンモクセイを剪定した際に、誤って枝を切り落としてしまったそうです。
キンモクセイは秋になるとオレンジ色の花を咲かせ、甘い匂いを漂わせます。
▲キンモクセイ
よく見ると、巣の外側はビニールのようなもの、内側は植物などで作られています。
ビニールを使うのは保温性が高いからでしょうか?
また、枝と巣の接着面には、接着剤として、クモの糸を使っていました。
小さな体で、立派な巣をつくるんだなーと感心しました。
もう7月。暑い夏が始まります。
ほどほどにがんばって乗り切りましょう。
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飼育展示係 義達