更新日:2019.09.29子トラの成長記録・・・その③
更新日:2019.09.29
子トラの成長記録・・・その③
なかなかブログが追いつかないのですが、今回は人工哺育を決断した当日の様子をお伝えします('◇')ゞ
もう1ヶ月以上前の話でスミマセン・・・( 一一)
今回の子は、デルのオッパイに吸い付いている時や、眠っている時は静かでしたが、それ以外の時は度々大声で鳴いていました。
これまでの2回の子たちは、こんなに鳴いていた記憶がありません。満腹感が得られず、鳴いていたようです。
出生時には、1100g程であった体重は、2~3日経ってからは1200gに増加していました。しかしその後は、増加することなく、減り始めていました。
お母さんが育てることによって、子トラはトラとして成長していきます。人が育てると、トラの様でトラではないトラになってしまう可能性が高くなります。できれば、不足しているミルクを補うだけの、介添え的な哺育をと、考えていました。
しかし、この日の子トラの状態から、その様な悠長な話をしている場合ではない。直ぐに人工哺育に切り替えよう!
係長・園長も同席していたので、直ぐに決断できて良かったです。このタイミングが、ギリギリだったかも知れませんでした。
体重は900gを割っていました。生まれた時よりも軽くなっていました。子トラは、度々デルのオッパイに吸い付いていましたが、充分な母乳が出ていなかったと思われます。
直ぐに保育器を温め、子トラを温めました。
お母さんの乳首を吸っていた子トラが、いきなり人工的な乳首には吸い付きません。胃袋にミルクを直接入れることを数回だけ行いました。その後は意外と早く、哺乳瓶の乳首に慣れてくれました。
お腹も満たされ、少し元気になったようでホッとしました( ^ω^)・・・
この日から、デルに代ってこの子のお母さんとなったのでした・・・
飼育展示係
石和田 研二