更新日:2019.12.13ノトゥ??
更新日:2019.12.13
ノトゥ??
突然ですが「ノトゥ」って何の動物のことか分かりますか?
パンフレットをご覧いただいてもどこにも書いておりません。
でも飼育員の間では「ノトゥさん」「ノトゥさん」と呼ばれています。
シルエットは鳥のようですね~
最近の「ノトゥさん」は師走らしくバタバタしています。
ズーラシアに足しげく通ってくださっている方はお分かりですね?
それでは正解発表をします。
「ノトゥ」とは
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オオミカドバトのことです。
以前にもブログでご紹介した通り、漢字で書くと「大帝鳩」と書きます。(ブログはこちら)
ニューカレドニアにのみ生息しているハトで樹上で暮らすハトとしては世界で最も大きいと言われています。
オオミカドバトという名称は日本語名で、現地では「ノトゥ」と呼ばれています。
ニューカレドニアの森で暮らすノトゥは昔から狩猟の対象となっており、数を減らしてしまいました。
現在は狩猟の数を制限したり、保護区なども設けられているようです。
日本でノトゥを飼育しているのはズーラシアとお隣の横浜市繁殖センターだけです。
繁殖センターの個体は非公開ですので、見られるのはズーラシアにいる1羽のみとなります。
さて、「ノトゥ」とは一体何語なんだろうと思い、調べてみました。
が・・・
分かりませんでした。
ニューカレドニアはフランス領であり、公用語はフランス語です。
しかし、先住民のカナックによるカナック語も使われているようですので、「ノトゥ」はカナックの人々による昔からの呼び名なのかなぁと思いました。
1つの動物に和名、英名、学名といくつも名称がありますので、少し気にして看板を見てみると新しい発見があるかもしれないですよ!
【飼育展示係 くわばら】