更新日:2020.05.10体重は??(練習編)
体重は??(練習編)
みなさま、こんにちは。
休みの日はおうちでのんびり過ごすようになって、着々と体重が増えている担当者でありますが...みなさまはどのようにお過ごしでしょうか?
さて前回のブログ、カンムリセイランの体重を量ろうと思い立って準備をし、練習を開始したお話の続きをしたいと思います。(前回のブログはこちら)
止まり木付き板に乗れるようになったので、
少し高さをだしてみようということで、垂木(たるき)を板の下に入れてみました。高さは約3㎝。
板に馴らした時と同様、一番人懐っこいメスでまずは行います。
エサを見せるとほとんど躊躇することなく乗りました!
楽勝なようです!
どや顔!!
では次のステップ!
さらに高くします。垂木3本を重ねたものを板の下に入れます。高さは約9㎝。
さあ、どうでしょうか・・・?
ちょっと困っていましたが、何日も繰り返してようやく恐る恐る乗ることが出来ました!
着々とクリアしているように思えますが、実は垂木3本の高さに乗るようになるのは時間がかかりました。
ここでいくつか問題が・・・
これ以上の高さはジャンプするか、飛ばないと乗れなくなります。
何より、地面が砂なのでこれ以上の高さはとても不安定になります。
さらに最大の問題点はこの秤。みなさまご存知の通り、受け皿に重い物を乗せると内部のバネが下がり、それによって歯車を介して目盛りの指針を動かすという仕組みです。が!!!このバネが少し厄介です。
鳥が板の上に着地した際にボヨンと動いてしまいます。
おそらくこれに鳥は驚いてしまうでしょう。。。
そこでボヨンとならないように乗るときには手で抑えておくことにしました。
焦らずまずは秤という物体に慣れてもらおうと部屋に置いてしばらく様子を見る。というのを繰り返しました。
最初は警戒していて秤の横を通ってエサを食べに来るのに一苦労でしたが、そのうち秤があってもいつも通りエサをすぐ食べに来るようになりました。
秤に慣れたら、次は乗る練習です!
エサを秤の上に乗せて待ちます。
エサが食べたい。エサが食べたい。
けど・・・
秤には近づきたくない。
エサが食べたい。
・・・
・・・
・・・
ねぇ、助けて。エサ食べられないんだけど。
とでも言っているような様子で私にどんどん近づいて、エサが欲しいと軽くズボンをつついて催促されました。
何日続けても結果は同じでした。
これはスロープか階段を作らなければこの上には乗れないか・・・
と次の手を考えていた時にふと思ったのです。
この秤じゃない、もっと形の違う秤を使えばいいのでは?と。
さぁ果たしてカンムリセイランたちの体重測定はできるようになるのでしょうか??
・・・つづく・・・
【飼育展示係 くわばら】