更新日:2020.08.04今日は、世界ウンピョウの日!!!
今日は、世界ウンピョウの日!!!
つい数日前に、「世界トラの日」をお知らせしたかと思いますが、8月4日は「世界ウンピョウの日」なんですよ('ω')ノ
制定が2018年でしたから、まだまだ歴史が浅く、今年で3回目になりますね('◇')ゞ
私自身、恥ずかしながら、昨年までその存在を知りませんでした・・・((+_+))
これは、イギリスのハウレッツ野生動物公園が主となって始まったものです。ここは、欧州内で最もウンピョウの繁殖実績があり、ヨーロッパ内のウンピョウの血統管理も行っている施設です('ω')ノ
過去3年間、ナショナルジオグラフィック等がお祝いに参加したり、ウンピョウの現状とすばらしさについて多くを教育したりすることで、この種への注目は集まってきたそうです(イギリスでは)。
そこで今回は、ウンピョウの特徴や魅力を、担当者目線でお伝えしたいと思います(#^.^#)
ウンピョウは種名の由来にもなっている、雲のような美しい模様をしています。
逆に、この美しい模様の毛皮が、この種を減らす原因になっていることは、大変悲しい現実です( 一一)
そして、長い犬歯も特徴の1つです!
樹上生活に適した体つきをしていて、特徴の1つに長~い尾もあげられますね('ω')ノ
不安定な木の上では、この長い尾をたくみに利用して、バランスをとっているのです!(^^)!
また、小型ネコと大型ネコの中間に当たる、「中型ネコ」の仲間に位置付けられますが、小型ネコの特徴も持っています。
それは、瞳(瞳孔)の形です。
暗いところでは、小型ネコも大型ネコも等しく円形をしています。しかし、明るい場所で、瞳孔が収縮した際には、この2つでは相違が見られます。
皆さんよくご存じのイエネコは小型ネコですから、瞳孔が縦長に収縮することになります。
しかし、大型ネコは円形のまま小さくなるので、「・」の様な形になるんですよ!
では、ウンピョウは????
お分かりになりましたよね?!?!?
イエネコに近い形で収縮しています!
木に対する、垂直方向の上り下りも、全く苦にしません(#^^#)
大きく開く顎の関節も特徴の1つで、ウンピョウは他のネコ科動物より開くと言われています。
こんな野生味たっぷりのウンピョウも、飼育下では様々な表情を見せてくれます('◇')ゞ
台湾などすでに絶滅してしまった場所もあると言われているウンピョウ。
これからも、地球上で一緒に暮らしていけるようにしなくてはなりませんね!
飼育展示係
石和田 研二