更新日:2020.09.11決してあお向けには寝られない・・・。
更新日：2020.09.11
決してあお向けには寝られない・・・。
長い梅雨が明けた途端に、猛暑がやってきた今年の夏。
私たちにとっても動物たちにとっても厳しい夏でしたね。
暑さが厳しくなるとチンパンジーたちは、・・・、（↑タマエ）
大股開きで・・・。（↑カズヤ）
お腹を出して（↑ケンジ）寝ていることが多いのですが、決してお腹を出してあお向けには寝ることができない動物がいます。
それは・・・、
アフリカタテガミヤマアラシ！
暑い時も、寒い時も、ちょうど良い気候の時も、いつもお腹を下にした「伏せ！」の状態で寝ています。
ヤマアラシの背中には長～い針がたくさん生えているので、背中を下にして寝ることはできません。もちろん、自分の身を守るためには、これが一番安全な体勢でもありますし。
そしてこの「伏せ！」、夏の暑い時はいつもの「伏せ！」とはちょっと違います。
足を投げ出して、お腹をぺったり地面につけた「ぺったり伏せ！」（？？？）になるのです。
こうやって冷たい地面でおなかを冷やして、暑さをしのいでいるのでしょう。
「ペッたり伏せ！」の時には普段は見えない足の裏が見えます。
ヤマアラシの足の裏が見えなくなった頃には、涼しい季節がやってくることでしょう。
飼育展示係 おぐら