更新日:2020.09.30マロンの遊び相手
マロンの遊び相手
みなさま、こんにちは。
ニホンザル飼育担当の牧野です。
前回のブログではマロン(メス)の成長をご紹介しました。
今回はそんな成長したマロンの良き遊び相手をご紹介します。
ゴロゴロと寝そべるマロン
マロンの一人遊びが活発になってきた頃、マロンと遊んでくれる相手が出来ました。
それは昨年4月3日に生まれたヨツバ(メス)です!
母親のニックに毛づくろいしてもらっているヨツバ
ヨツバがマロンの遊び相手になっている姿を見たのは8月の下旬ごろです。
これまで母親以外のサルに抱きつくことはなかったマロンがヨツバにべったりと抱きつき、甘えていました。
ヨツバもマロンと遊ぶことが楽しいのか、自らマロンを抱きよせに行くこともありました。
マロンを間に挟みながらクリスの毛づくろいをするヨツバ
マロンもヨツバの真似をして母親に毛づくろいをしてあげるのか??
と思えば、ヨツバにちょっかいを出し遊び始めてしまいました。
毛づくろいをする側になるにはまだまだ時間がかかりそうです。
ヨツバとマロンが遊び始めたのと似たようなことが、実は一昨年にもありました。
2018年8月下旬、5月30日に生まれたヤマト(オス)と遊んであげている1歳年上のベル(メス)の姿が見られました。
ニホンザルの群れでは年の近い幼獣同士で遊ぶ姿がよく見られます。
ズーラシアの群れでは特にメスの方が早くから年下の幼獣の遊び相手になる傾向があります。
ではオスはどうかというと・・・。
ミソ(オス)、ヤマト(オス)、ゴンマル(オス)で3頭仲良く遊んでいました。
なぜかフジ(メス)のまわりで・・・。
オスは赤ちゃんがある程度動けるように成長し、お互いに遊び合えるようになるまでは興味がなさそうでした。
マロンが遊んでもらえるようになるまでは、まだ少し先になりそうです。
飼育展示係 牧野