更新日:2020.11.29ミナミアフリカオットセイの「ワン」が来園しました。
更新日:2020.11.29
ミナミアフリカオットセイの「ワン」が来園しました。
2020年11月19日、鳥羽水族館よりミナミアフリカオットセイのワン(推定12歳・メス)が来園しました。
皆さまへのお披露目は、ワンがズーラシアの環境に十分に慣れてからと考えていますので、ご理解頂ければと思います。
今日は、ワンが来園した際の様子をご報告いたします。
水色の輸送箱の中に、ワンがいます。
鳥羽水族館を朝の8:00に出発、冷房の効いたトラックに揺られながら、15:30にズーラシアに到着しました。7時間半の長旅でしたが、道中はとても落ち着いていました。
長年ワンの担当をされていた飼育員さんが、声をかけながら付き添ってくれたのも大きかったかもしれません。
輸送箱をオットセイ舎に運び入れます。
木製ですが、120㎏もあります。ワンの体重が50㎏なので、合計で170㎏程度ですね。
せーの、よいしょ~。
獣舎にセッティングをしてから、輸送箱のフタをそ~っと開けます。
ここから出るかどうかは、ワンの気持ち次第。
初めての世界に一歩踏み出すのは、彼らにとって大変勇気がいるものです。
この状態で何十分もかかる動物もいます。出たと思っても引き返してきたり、出た瞬間にパニックになる動物もいます。
さて、ワンはどうかな...?
職員の色々な思いが交錯する瞬間です。
・・・と思ったら、1分もかからずあっさり出ました(笑)。
すぐにプールに入って、泳ぎ始めました。
・・・泳ぎたかったのね。
とりあえず、一安心です。
これからは、体の大きなオスのハジメや年下のメスのハッピーなど、他の個体ともお見合いしながら、ズーラシアの生活に慣れていかなくてはなりません。
ワン、一緒に頑張ろう。
新しいミナミアフリカオットセイのニューフェイス、どうぞよろしくお願いいたします!