更新日:2021.04.02ジャンブイとツヨシとゴーゴ
更新日:2021.04.02
ジャンブイとツヨシとゴーゴ
ゴーゴが来園して早3週間が経過しました。ゴーゴにとっては、環境が変わって刺激たっぷりの毎日ですが、それはこれまでズーラシアで生活してきたジャンブイ(オス)とツヨシ(メス)にとっても同じことです。
ゴーゴの搬入作業をしている時から、気配を察した2頭は展示場の小窓から中をのぞき込んでいました。聞こえてくるのは、「プシュープシュー」と、嗅覚を全開で匂いをかぎとろうとしているツヨシの鼻息。
そして、その晩はゴーゴ同様にツヨシもテクテク歩いて眠れぬ夜を過ごしていました。
ジャンブイは、これまで休んでいたお部屋に足を踏み入れることなく、遠くから静かにゴーゴの方に注意を向けていました。
これまで静かだったホッキョクグマ舎に響き続けるゴーゴの発声...そして、3頭のホッキョクグマの様子を思うと、担当者の私は胃がきりきりするばかりでした。
それが3週間も経つと...
ジャンブイはこれまでの様に、お部屋のワラのおふとんの上でゆっくり休むようになり、
ツヨシも同じく( ´∀` )
ゴーゴ来園が決まった際には、慎重に様々な方向から検討が進められましたが、一番の心配は高齢のジャンブイとの関係性でした。
しかしながら、ひとまずお互いの存在を確認できて、また自分のペースでの生活に戻りつつあります。
ツヨシとの関係も含め、この先こちらの想定した通りにいかないことも多々出て来るかもしれませんが、ジャンブイ・ツヨシ・ゴーゴ3頭のホッキョクグマがそれぞれの個性を発揮してのびのび生活してもらえたらと思っています。
担当:いとう さくら