更新日:2021.05.22~ キアシドクガ ~
更新日:2021.05.22
~ キアシドクガ ~
最近、日中ひらひらと舞っているチョウ?の大群。
いえいえ、キアシドクガという ガ なのです。
大発生することがある、このキアシドクガ。
ここ数年、ズーラシアでもよく見かけます。
4月中旬くらいのミズキという木の新芽が出てくる頃。
葉には幼虫がたくさんついてます!
あまりにもたくさん幼虫がいるため、ミズキの葉は食べつくされて丸坊主になってしまうことも!
幼虫がいなくなれば、また葉は生えてきます。
そして、サナギになり、
5~6月に成虫となります。
足が黄色いので、キアシドクガといいます。
ドクガの仲間に分類されますが、幼虫も成虫も毒はなく、成虫になると日中、交尾相手を探して飛びまわります。
しかし、口が退化しているので、成虫になると何も食べず、次世代の子孫を残し、死んでしまいます。
ミズキの木に産み付けられた卵は、翌年の春に孵化します。
一生のほとんどの期間を卵で過ごし、活動期間は3か月ほどなのです。
いろいろな生活史を持った昆虫がいるのですね。
鈴木