更新日:2021.07.05お初にお目にかかります?
お初にお目にかかります?
はじめまして!
今年の4月からズーラシアで働く、新卒1年目の中川と申します。
担当動物は、亜寒帯の森ゾーンにいるトウホクノウサギとシロフクロウ、フクロウです。ほかにも、フンボルトペンギンとミナミアフリカオットセイの代番(本番の担当者がいないときに代わりにその動物を担当すること)も務めています。
ズーラシアでは今年の3月から5月にフンボルトペンギンのとっておきタイムがありました。実は私も代番のときにこのとっておきタイムを担当していました。なので、ペンギンによく逃げられていた男性のとっておきタイムを見た記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんね!
つたないガイドではありましたが、ペンギンのこと、他の動物のこと、あるいは動物園のことでみなさんの素敵な思い出を作るお手伝いができたのであれば、幸いです。
さて、そろそろ本題に戻りたいと思いますが、突然ですがここでクイズです!!
現在ズーラシアにはトウホクノウサギはいったい何頭いるでしょうか?
①1頭
②2頭
③6頭
正解は、、、、、
③6頭です!
え!そんなにいるの!と思ったみなさん、これがそんなにいるんです。現在展示場には2頭がいますが実はバックヤードではあと4頭飼育しています。ということで、今回は私が担当している6頭をご紹介していこうと思います。
まず展示場の個体からご紹介します。現在、トウホクノウサギ展示場には2頭の双子の姉妹が出ています。
こちらが姉のレンゲ(4歳)です!顔がもう一頭より少しシュッとしており、体毛はほとんど茶色に換毛していて白色があまり目立ちません。そのため、土の上に座っているだけでも一瞬どこにいるかわからないときがあるくらいです。そして、給餌などで私が入るとピョンピョンとよく跳ねている個体がレンゲです。かわいいですね!!
こちらは妹のアヤメ(4歳)です!先ほどのレンゲに比べて少し顔の丸みがあり体毛もレンゲより白い部分が目立つのが特徴です。この写真を見てピンときた方もいるかもしれませんが、園路に向かって高いところでお尻を向けじっとしているあの子です!そのため、よくお客様から「あ!ウサギいた!」の声を浴びているのはアヤメです。こちらもかわいいですね!!
ではいよいよバックヤードで飼育していて普段はみなさんのお目にかかることのないノウサギたちをご紹介します!
まずはこちらの子から。名前はピーターといいます!年齢は6頭の中でも最高齢の10歳で唯一のオスのトウホクノウサギです。他のノウサギたちに比べて換毛の進みが遅く、この時期でも白い部分が結構目立ちます。高齢のため体調を崩すときもあり、その都度、餌のあげ方や種類を考えたり、温度の調整をしたりと環境を整えて、今日まで元気に過ごしています。飼育員として学ばせてもらうことが多い存在です。そしてこのちょこんとした座り方!かわいいですね!!
まだまだ紹介したいことはたくさんありますが、今回の紹介はここで終わりにします。
また近いうちに残りの3頭やフクロウたちも紹介するのでしばしお待ちください!
~次回予告~
季節は夏。7月に入りセミの鳴き声もそろそろ聞こえてくる時期。トウホクノウサギ・フクロウ担当者は暑さと蚊とのどの渇きと格闘していた。
そんな時、すこしは休憩なさったらどう?と少し圧強めで言わんばかりの顔でエールをくれる1頭のノウサギが、、、!
はたしてそのノウサギの正体とは!?
次回、「私はセリ」 お楽しみに!!
親ばかみたいになりつつある 中川