更新日:2021.10.19展示場でのルーチンワーク
更新日:2021.10.19
展示場でのルーチンワーク
ズーラシアでコンスタントに展示場に出てくるのは、デル(メス)とムジュ(メス)の2頭です・・・(*_*)
もう1頭のメス、ラウトは週に1回程度で出ていますが、その分、出た時には色々チェックすることが多いようです。
ムジュはほとんどマーキングをしませんが、デルはマーキングをあちこちにしているため、その残り香が気になるようです。
「クンクン」
入念に匂いを嗅いだら・・・
「笑ってますね!」 ではなく、フレーメンの表情になっているんです。
このフレーメンは、ムジュやデル、もちろんガンターも行います。
その後も匂いを入念に嗅ぐラウト。
トラのマーキングは、オシッコを後ろに飛ばして行う事が多いので、高い位置にも匂いが残ります。
高い位置の匂いを嗅ぐため、上半身が立ち上がっていますね('◇')ゞ
こんなに上半身を持ち上げてまで匂いを確認したかったんですかね??
その他にもマーキングとして、木などに爪痕を残す方法もあります!
ラウトは、自分の存在を示すため、立ち上がって樹木に爪痕を残しているようです('◇')ゞ
よく見ると、両前肢の爪が出ている様子が確認できますね!
野生では大切な自己アピール、縄張り宣言などがこのような行動に直結しますので、飼育下でも他個体と同じ場所を利用することによって、このような行動が自然に出てくるのかもしれませんね。
飼育展示係
石和田 研二