更新日:2025.01.22チーターブログ 国際チーターの日イベントを実施しました!
チーターブログ 国際チーターの日イベントを実施しました!
みなさま、こんにちは☀
12月4日の国際チーターの日にあわせて、今年度もたくさんのイベントを実施しましたので、その様子をお届けします!
今年は例年通りのパネル展などの他にも...
保全団体ShoeZ・TCA東京ECO動物海洋専門学校と協力したチーターの解説、チャリティーグッズ販売
チーターの解説では多くのお客様に足を止めてお話を聞いていただきました。
また、チャリティーグッズ販売にもたくさんご協力いただき、チーター保全基金に寄付を行うことができました。
ご協力いただいた皆さんとの記念写真です。
お集りいただいたお客様、ありがとうございました!
国際チーターの日特別ガイドも多くのお客様に参加していただきました。
今年度はチーターたちに餌のプレゼントも行いました。
初回はエジプトが慎重に、2回目はクラリスがペロリと食べました。
チーターを観察しながら体の特徴や野生の現状についてお話しました。
そして、担当者が直前にガチガチに緊張してしまったお話会。
担当者からはチーターについて少し詳しい生態等のお話を。
そして、後半はアフリカのナミビア共和国にあるチーター保全基金にインターンに行っていた職員からのお話でした。
現地では密輸によって野生に帰れなくなったチーターの子どもの飼育や、怪我をしたチーターの治療や野生復帰、現地で住民と野生動物との衝突を防ぐための家畜防護犬の育成、教育普及等、様々な取り組みが行われていました。
一方で、チーターの生息地の住人の方々は意外とチーターの置かれている絶滅の危機について知らない人も多いそうです。
知らなければ保全もできませんので、まずは知ること!の大切さを改めて感じました。
そして、チータークイズ!
サバンナゾーン周辺に全部で8か所のクイズを設置していました。
皆さんは↓のクイズの答え、わかりますよね!
正解は②の斑点模様でした!(①はアムールヒョウ)
「チーター」という種名も、古代インドの「斑点」を意味する言葉に由来するという説があります。
お客様が次のチータークイズはどこだろう!、へぇ!そうなんだ!とチーターについて知っている姿を見て、人知れずニヤニヤ、ガッツポーズをしていた担当者でした。
12月21日にはチーターランも!
今回も大活躍だったサハラ。
練習の時よりもなんだかやる気に満ちていて、なんと途中で疑似餌が1つとられてしまうハプニングも。
高齢となってきていますが、まだまだ現役です!
そして、伝えたいことを色々と詰め込んだ結果、6種類となったチーターカード。
オージーヒルグリルレストランや、サバンナテラスの特典付きメニューについてきました。
豆知識や写真など、お楽しみいただけましたか?
チーターカードの配布は終了しましたが、チーターホットケーキはオージーヒルグリルレストランにて現在も販売中です!
他にもお土産特設コーナーやチーターの写真が入ったフォトキーホルダーの販売等、今年も園全体でイベントを実施することができました。
今年のチーターの日のイベントはお楽しみいただけましたか?
国際チーターの日は、チーター保全基金という団体が、チーターの野生の現状や保全の必要性を伝えるために12月4日に制定しました。
チーターはここ100年で90%生息数を減らしており、絶滅危惧種に指定されています。
現在野生で生息しているのはわずか6500頭ほどです。
生息数が減った原因は様々ですが、代表的なものとして
①チーターの子どもをペットとして売るための密猟や密輸
年間約300頭のチーターの子どもが密猟等により被害を受けています。
チーターはペットに適した動物ではありませんし、密輸されている途中で約80%が死亡しています。
保護されたチーターの子どもも、親から引き離され野生で生きていく術を知らないため、厳しい野生の環境は生きていけません。
②人間の活動による生息地の減少
家畜を食べる害獣として駆除されてしまったり、道路による分断、開発による直接的な生息地の減少等が主となっています。
しかし、そこに住む人々も生活をしていくためにお金や場所が必要です。
どちらかが悪い!というわけでなく、野生動物と人、自然環境が共存していくための策、行動が大切です。
それは、海外だけでなく、日本、地球全体でいえることですね。
チーターのために私たちが出来ることは
①まずは知ること
チーターの生態や野生の現状についてぜひ調べてみてください!
チーター保全基金(Cheetah Conservation Fund)のサイトでは、日本語表記をすることもできます。
②知ったことを誰かに話してみる!SNSで広める!
保全において、「知ること」は重要な第一歩です。ぜひ保全の輪を広げてください!
③チーターを守る行動をする!
チーター保全基金や環境保護団体への寄付の他、温室効果ガスを削減する(電気を無駄にしない、ごみを減らす等)などもチーターのために出来ることです。
ヒトだけでなく、同じ地球に暮らすチーターも、環境破壊や気候変動の影響を受けています。
動物園でも生き生きとしたチーターを観察していただくための飼育展示の工夫や、域外保全となる繁殖等の研究、保全につなげるためのイベントの実施等、これからもコツコツ取り組んでいきます。
今回の国際チーターの日イベントが、少しでもチーターの現状を知り、チーターや野生動物のために何が出来るか考えていただくきっかけになったらうれしいです。
ご参加いただき、ありがとうございました!
チーター担当