ハーブとカモミールの思い出

先日、ウーリーモンキーのハーブとカモミールの死亡についてブログでお知らせをさせていただきました。
今回は、2頭の思い出を少し振り返りたいと思います。

私がウーリーモンキーの担当になったのは、2023年4月です。
最初のハーブの印象は、姉のアールグレイに餌をとられてしまう弱気な性格なのかなと、観察して思っていました。
この時ハーブは妊娠していて、あと1か月で出産予定でした。
出産予定日が近くなったゴールデンウィーク中の2023年5月3日に、ハーブはカモミールを出産しました。

カモミールはしっかりとハーブにしがみついていました。
そしてハーブは、アールグレイから餌を奪いとるようになり、強気になったようにみえました。母親になれば強くなるんだと感心しました。

　

一方カモミールは、ハーブとアールグレイに守られながら、どんどんと成長していきました。

尻尾でハーブにつかまれるようになり、おとなと同じ餌を食べ、ひとりで動きまわれるようになっていきました。
子どもらしく好奇心旺盛で、カメラのレンズを触ってきたこともありました。


施設改修で新しくなった展示場内を遊びまわり、楽しそうにしたり
5月にはカモミールのお誕生日会をしたりしましたね。


ハーブはズーラシアでは17年ぶりとなるウーリーモンキーの赤ちゃんを産んでくれました。
カモミールもウーリーモンキーの魅力を多くの方に伝えてくれたことでしょう。
本当に2頭ともありがとう。


ウーリーモンキー担当

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