更新日:2022.12.26ズーラシアスクール第四回を行いました!
ズーラシアスクール第四回を行いました!
こんにちは、ズーラシアスクール担当です。
12月17日に第4回目の授業「私とオランとポテチと」を実施しました。
今回の授業は身近な商品と野生動物の意外な関係を学び、人と動物が共存していくためにはどうすればいいのか皆で考えることを目的として実施しました。
まずはズーラシアで飼育しているボルネオオランウータンのロビンを観察しながら、オランウータンの生態やどんな環境で生活しているのかを勉強しました。
(オランウータンについて勉強する12期生たち)
次にころこロッジに移動して、森分断ゲームを行いました。
これは森林伐採で森が分断されていく状況を体感するゲームなのですが、12期生の皆もあっという間に森が無くなって移動ができなくなる状況を体験したことで、オランウータンが置かれている状況を実感できた様子でした。
(最初は一面に広がっていた森が...)
(開発が進むとこんなに分断されてしまいました)
その後は3つのグループに分かれて人とオランウータンの幸せがどんなことか、人と野生動物が共存していくためにはどうすればいいのかを議論しました。
ここでも皆でたくさんの意見を出してくれたのですが、簡単にまとめると
【人の幸せ】
・生活を便利にするために道路を作る。
・木材や土地を売ってお金持ちになる。
・農場を広げるために森を切り開く
【オランウータンの幸せ】
・食べ物がたくさんある森に住みたい。
・子孫を残したい。
・安心できる高い木が欲しい。
・大きい森に住みたい。
【共存していくためにどうすればいいか】
・大きい木を残すようにする。
・植樹などをして森をつなげる。
・人と野生動物が住む場所を分ける。
・一人の人が所有できる土地の面積に上限を設定する。
などの意見が出ました。
(討論する12期生たち)
(実際に出た意見の一部)
最後に実際に森を守るために行われている取り組みや、森と生き物が存続できるように配慮して作られた商品に付けられているマークを紹介して今回の授業は終了しました。
今回の授業を通じて、12期生の皆が日本に住んでいる自分たちにも外国の野生動物を守るためにできることがあるということを意識してくれたらいいなと願っています。
次回は「密猟はやめなサイ!」というテーマでクロサイに関する授業を実施します。
(ズーラシアスクール担当一同)