更新日:2022.09.15~ トカゲとカナヘビ ~
更新日:2022.09.15
~ トカゲとカナヘビ ~
先日、ブログで紹介されていたカナヘビ。
噛みつかれている方の個体のしっぽの先をよく見てみると、先端の1/3くらいから色が変わっています。
これはしっぽを自切(じせつ)した痕だと思われます。
自切とは、敵に襲われたときに自らしっぽの先を切断することです。
しっぽはしばらく動き回り、敵がそれに気を取られているうちに、本体が逃げるのです(毎回うまくいくわけではありませんが・・・)。
俗に言う「トカゲのしっぽ切り」の語源ですね。
ニホンカナヘビ
しっぽが切れた後は、写真のような感じでだんだん伸びてきます(しっぽの先の黒い部分が再生中のしっぽ)。
ニホントカゲ
こんなに根元から切れてしまうと、しっぽの再生も時間がかかります。
横浜にいる爬虫類では、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、ニホンヤモリで自切が見られます。
捕まえたとき、しっぽだけをつまむと切れてしまうので注意してください。
カナヘビとトカゲはよく似ていますが、見分け方は簡単です。
まずはカナヘビ
カナヘビはウロコがカサカサした感じで、しっぽが体長(鼻先からおしりまで)よりも倍近く長くすらっとしています。
立体的に動くのも得意で、低木の上で日向ぼっこをしていたりします。
次はニホントカゲ
ウロコに光沢があり、すべすべした感じです。
また、幼体はしっぽの色が違います。
こんなに鮮やかなコバルトブルーなのです!
探してみてください。
鈴木