更新日:2022.02.06リカオンの出園 輸送箱に慣らしています
更新日:2022.02.06
リカオンの出園 輸送箱に慣らしています
こんにちは。
記者発表でご存じの方もいらっしゃると思いますが、リカオン2頭が浜松市動物園へ2月15日に出園することが決まりました。
出園するのは、とっておきタイムのガイドでもよく紹介していた「ロシェ」と「ドラジェ」で、人工哺育で成育した4頭のうちの2頭です。
出園に先立って輸送箱が届きました。
この輸送箱、クマを輸送できる程の頑丈で大きい箱です。
2019年にリカオン4頭が他園に出園した際のことでした。
人工哺育のリカオンはすんなりと輸送箱に慣れて自ら箱に入りました。一方で、親に育てられたリカオンは、箱を警戒して最後まで慣れず、網で捕まえて輸送箱に入れた過去があります。
ですので、2月15日の移動に向けて現在2頭を輸送箱に慣らしています。
輸送箱の中に少量のドッグフードと肉を置いて扉を開けておきます。
まず、ロシェ。
初日にして何の迷いもなく輸送箱の中へ。
全身入って餌をしっかり全部食べて出てきました。
続いてドラジェ。
初日は前肢しか入らず。
輸送箱の上を気にして、立ち上がって警戒しています。
2日目には全身入ったものの、すぐに出てきてしまいました。
ドラジェは石橋をたたいて渡るタイプのようです。
性格も異なる2頭が少しでも落ち着いて出園できるよう、引き続き慣らしていきたいです。
(飼育展示係 橋本)