更新日:2022.06.07ブログで 動物病院ガイドツアー!(その4)
ブログで 動物病院ガイドツアー!(その4)
前回のブログ「ブログで 動物病院ガイドツアー!(その3)」では、ツシマヤマネコがいる部屋を案内しましたので
次は、本来なら今の時期一番賑やかな部屋を紹介します。
廊下の突き当たり、右の部屋には
育雛箱やケージがたくさんある部屋があります。空調があるので、温度管理ができます。
ここでは鳥のヒナやタヌキの幼獣など、保温が必要な動物を飼育しています。
今の時期は、ちょうど子育て中の動物が多いため、動物病院にも保護された鳥のヒナやタヌキの幼獣が毎年たくさん来るのですが、今年は高病原性鳥インフルエンザの予防対策で鳥の受け入れを中止しているため、現在動物hほとんどいません。
そんな中、5月中旬にタヌキの幼獣が7頭保護されました。
最初は育雛箱で保温をしながら飼育していましたが、
だんだん大きくなりサークルへ移動...
部屋の保温も必要なくなったため、今はジサイチョウの横の大きな部屋で生活しています。
鳥のヒナの場合も同じくですが、成長とともに温かい場所から気温に慣らしつつ、広い場所へ移動させています。
体色も顔つきもだいぶタヌキになってきましたね。
白い毛色が混ざったタヌキもいます。これからどんな模様に変化していくのか成長が楽しみです。
性格も、自由奔放な子、ビビりでいつも端っこにいる子などそれぞれ違い、世話していて面白いです。
タヌキの幼獣には、鶏頭(ニワトリの頭)、鶏頭のミンチ、馬肉、鶏肉、ドックフードと果物を混ぜた餌と犬用のミルクを与えています。
とても可愛らしくいつまでも成長を見守りたいところですが、このタヌキたちは、成獣になったら野生に返します。
人に依存しすぎたり、人を恐れすぎたりするのも、野生で生きていくには弊害になってしまうため、程よい距離感を心がけつつ世話しています。
今後も、ガイドツアーとは別にタヌキたちの成長をブログで報告できたらいいなと思っています!
(飼育展示係 渡邉)