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ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・到着編~の写真

更新日:2022.11.08ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・到着編~

更新日:2022.11.08

ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・到着編~

Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のブログ:ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・キリンの水の飲み方編~

☆★旅スケジュール★☆
1日目■日本発
2日目■ケニア・ナイロビ着
3日目■ニャクエリの森
4日目■ニャクエリの森
5日目■移動+小学校訪問
6日目■マサイマラ国立保護区
7日目■マサイマラ国立保護区
8日目■マサイマラ国立保護区
9日目■移動
10日目■マサイマラ大学訪問
11日目■シェルドリック動物孤児院
12日目■帰国

マサイマラ国立公園への道.jpg

ケニアには多くの国立保護区がありますが、マサイマラ国立保護区はお隣の国、タンザニアのセレンゲティ国立保護区と隣接しています。
隣接と言いますが、ただただ地図上で国境線があるだけで、野生動物たちは自由に行き来しています。セレンゲティ国立公園のさらに東側には、ンゴロンゴロ自然保護区という場所が繋がっており、有名なクレーターがあります。

ちなみに、よくメディアで見られるような「ヌーの大移動」は、毎年7~9月頃にセレンゲティ国立保護区から、マラ川という大きな川を渡ってマサイマラ国立保護区にやってくる様子です。
近年は、気候変動の影響によるものなのか、移動のタイミングが年によってまちまちのようで、ヌーの大移動を狙って行っても、見られないこともあるようです。

さて、保護区に入るためには手続きが必要なので、まずは関所に向かいます。

ライオンが寝ている.jpg

関所に向かう途中の看板をよく見ると...寝ているライオンを発見です!
これは気付きませんね(;^ω^)現地のガイドに教えてもらわなければ、気付かなかったかもしれません。

よく見えないライオン.jpg

今回の目的地は、マサイマラ国立保護区の中にある「マラトライアングル」と呼ばれるエリアです。
マサイマラ国立公園内を縦断している大きなマラ川を挟み、西側にあるエリアです。このマラトライアングルは、今回保護区内を案内していただく、ケニア在住獣医師の滝田明日香さんが所属しているマラコンサーバンシーが管理しています。

マラトライアングルの入り口.jpg

このマラトライアングルの関所での取り組みについては、また別記事でご紹介します!

まず、国立保護区内に入って出会ったのは...

ヘビクイワシ.jpg

ヘビクイワシのペアでした♡
ズーラシアでは飼育していませんが、日本国内の動物園で飼育されていますね。
名前の通り、地面にいるヘビなどの爬虫類や小型の哺乳類や昆虫を主食にしているため、鳥なのにも関わらず、頑丈な足を持っています。

ヘビクイワシに続いて出会ったのも、鳥類です。

カンムリヅル①.jpg

カンムリヅルです!

カンムリヅル②.jpg

頭部の冠のような黄色い羽冠が特徴です。
ヘビクイワシと同様、地面を歩くことが多い鳥類です。

カンムリヅル③.jpg

幸運なことに、飛んでいるカンムリヅルにも出会うことが出来ました!

続いて出会ったのは...

インパラの群れ.jpg

インパラの群れです!
ちなみに、この群れはメスです。インパラのメスには角がありません。

インパラ(オス).jpg

こちらがオスのインパラ。
インパラはハーレムという、オス1頭に対し、複数のメスと子が集まり、一夫多妻制の群れを形成します。

ちなみに、インパラとよく似た「ガゼル」という動物もいます。また、インパラを含む草食動物たちはよくシカの仲間に間違えられますが、シカの仲間ではなく、ウシの仲間なんです!!!

ちょっとこの辺の草食動物トークは長くなりそうなので、次のブログでしっかりご紹介したいと思います(`・ω・´)
お楽しみに♪

ライオン・ミーアキャット担当だけど、実はそこそこ草食動物マニアな 飼育展示係 鈴木(由)