更新日:2022.12.11~ ちい散歩 ~
~ ちい散歩 ~
どこかで聞いたようなタイトルですが、今回紹介するのは「地衣(ちい)類」です。
地衣類といわれても、何だかよくわかりませんよね。
代表的なのがウメノキゴケの仲間
どうですか?見たことありませんか?
樹木の表面や古い石垣やコンクリートの壁など、いろいろなところで見られます。
これは、ガードレールについたウメノキゴケの仲間です。
名前にコケとついていますが、地衣類は「菌類に藻類が共生した複合体」だそうです。
なのでいわゆるコケとは違うものになります。
菌類に共生している藻類は、緑藻やシアノバクテリアなどで、種類によって共生する藻類も違うのだとか。
写真のガードレールに写っている緑色のものが藻類です(共生している藻類とはまた別の種になります)。カタツムリやナメクジが食べた跡がありますね。
他にも
こんな緑色のものが藻類です。
海藻や植物プランクトンなども藻類に含まれ、多種多様です。
次に、コケ類は
こんな感じに地面を覆っていたり、
樹皮にも付いていたりします。日本には約1800種いるとされています。
雨上がりなどに水分を含むと、普段とイメージが変わりとても美しくなります。
最近は「コケリウム」なんてのも流行っていますね。
そして、地衣類は
樹皮の白っぽいところが地衣類だと思います。樹皮の模様ではありません。
下の黒いのが地衣類?上の平たいのはキノコかと思いますが、詳細は不明です。
テントウムシの写真を撮ったのですが、コンクリートについているオレンジ色のものが地衣類と思われます。
地衣類は日本で約1600種もいるらしいです。
気が付かないうちに、見ているのですね。
石垣などにも地衣類がいます。
探して歩いていると、意外と見つかるものです。
いろいろな形や色をしているので、種類がわからなくても楽しいと思いますよ。
みなさんも「地衣散歩」してみてはいかがですか?
おっ、この赤いのは・・・
珍しい地衣類かと思ったら、ペンキのこぼれた跡でした・・・
鈴木