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更新日:2022.12.28傷病動物ブログ③

更新日:2022.12.28

傷病動物ブログ③

皆さんこんにちは。

(横浜市の動物園の傷病動物保護の取り組みはこちらからご覧ください)

さて今回はタヌキについてのお話です。

 

皆さんはこんな標識を見たことはありますか?

近くから見た動物注意看板.jpg

「動物注意」の道路標識で、野生動物が多く生息する地域に設置されています。

こちらの看板はズーラシアの近くの公園付近に設置されているものです。

 

11月は事故による保護個体が多く、ホンドタヌキ5頭中4頭が交通事故などにより骨折している個体でした。

カラーを外したタヌキ.jpg

このタヌキは両後肢を骨折していたので、獣医師に治療をしてもらいました。

(※その後、無事に野生に返すことができました!)

カラーを付けたタヌキ.jpg

交通事故にあうことが多いタヌキ。

高速道路上での動物事故の約4割を占めるとのデータがあるほどです。

 

その原因の一つはタヌキたちが車のライトに驚いて硬直してしまうためだといわれています。

車のハイビーム.jpg

人目線では少しのまぶしさでも、タヌキの目線で見ると何も見えないくらいまぶしくなります。

 

傷病ブログ.jpg

このブログを最後まで読んでくれた皆さん。

もしこの看板を見つけたら「もしかするとタヌキが出てくるかも・・」と思い出してみてください。

 

「前方に注意する」「少し減速する」「ハイビームの使用」などタヌキを早期発見する少しの心がけで、事故を未然に防ぐことができるかもしれません。 

(動物を避けようとして急ハンドル・急ブレーキをかけたことによる交通事故も多数報告されています。運転にはくれぐれもご注意ください。)

 

ブログを読んでくれた皆さんの心がけで、交通事故で保護されるタヌキが少しでも減ったら嬉しいです。

 

傷病動物担当 尾形