更新日:2022.12.29ユキ、今年もおこもり
ユキ、今年もおこもり
どうもみなさまご無沙汰しております。トウホクノウサギ・シロフクロウ・フクロウ担当の中川です。最近の私は寒くてブルブルしております。
さて、前回・前々回に引き続き担当動物の近況報告をしてきましたが、3部構成の最終回である今回は、トウホクノウサギから離れてシロフクロウの「ユキ」にスポットを当てていきましょう。タイトルはズバリ、「ユキ、今年もおこもり」です。(前回のブログはこちらから→なずなとすずな、ついに○○デビュー)
シロフクロウは4月末~秋までの約半年間は展示場ではなく、バックヤードで過ごしています。これは、暑さ対策の意味も含みますが、一番大きな理由は蚊です。蚊は病気を媒介することがあり、予防対策として現在では蚊の出る時期は展示をお休みしています。
今回のブログはそんなユキがようやく展示場に帰ってきた2021年の11月末の写真から再びバックヤードに戻るまでを私の一言解説とともにお楽しみください。
まずはこちらの写真から。2021年は11月24日から展示場に出ることができたユキですが、これはその3日後くらいの写真です。半年ぶりの展示場を満喫してどこか誇らしそうな表情をしています。しかし、この時まだ彼女は知らなかった。新たな恐怖の足音が彼女のすぐそばまで迫っていることを......。
お次はこちらの写真です。撮影日時は2022年の1月6日。みなさん、これを見てまず何を考えますか?私だったら「せっかく展示場に出たというのにまたもやバックヤードに戻ってきているじゃないか!!」ですかね。ちなみに少数派かもしれませんが「雪降ってる!!!」と思う方は鋭いです。
さてさて、前述した恐怖の足音の正体は鳥インフルエンザです。ちょうど蚊がいなくなる時期は鳥インフルエンザが流行りだ季節のため、ユキにとってはなかなか試練の時期なのです。鳥インフルエンザの発生が認められた場合、感染防止のため鳥類の展示を中止する場合があります。結局この時は2021年12月上旬に発生したため、ユキが展示場に出られたは約2週間でした。
そんな展示場からとんぼがえりしたユキですが、1か月後には再度展示場に出ることができました。写真は戻ってきてからしばらく経った2022年2月4日ものです。なんだか目を細めて笑っているようにも見えませんか??つまりかわいいってことです。
そんな怒涛の季節を乗り越え、こちらは新緑が芽吹き始めた4月の写真。雪とユキのコラボレーションもいいけれど、暖かな日差しに包まれた彼女も尊いです。しかし、この暖かさはユキと展示場のお別れの日が近づいていることを意味します......。ちなみにこのあたりでみなさんお気づきかもれませんがその通りです。私はユキを左に収めるこの画角が好きなんです。
最後は今年もおこもりになったユキのお写真でお別れいたしましょう。現在亜寒帯の森ゾーンは園路工事の真っ只中のため、ユキの今年のおこもりはまだまだ続いています。みなさまにユキがお目にかかれる日はまだしばらく先になってしまいそうですが、いつも通り近づきすぎた私に元気に威嚇していますのでご安心ください。
それでは今回はこのあたりでお別れです。みなさま、よいお年を~~。
~次回予告~
中川ブログ恒例にしている次回予告を前回のブログで書き忘れてしまった中川。
なんとそれに気づいたのはブログがホームページにアップされた後だった!
久しぶりに記事を投稿するときには今後は気をつけよう。
次回、「今年のことは今年中に」 To be continued...
ちょっと遅れたけどメリークリスマス 中川