更新日:2022.12.31今年のことは今年中に
今年のことは今年中に
どうも、みなさまこんにちは。トウホクノウサギ・シロフクロウ・フクロウ担当の中川です。私史上最短スパンでの投稿です。やればできるじゃないか中川よ。
さて、今回はタイトルからもなんとなくお分かりいただけるかと思いますが、2022年に起きた私の担当動物に関する出来事を2022年中にお知らせしたいがために、キーボードをカタカタしました。来年に持ち越してもまたズルズルと投稿を先延ばしにするのが目に見えております。気になる内容はといいますと2点ありますが、どちらもトウホクノウサギについてです。
初めにピーターについてです。ピーターは、ズーラシアで飼育しているトウホクノウサギの中でも高齢のおじいちゃんノウサギです。なずな、すずな、あやめ、れんげの祖父に当たる個体で、物怖じしない性格の持ち主でした。ご飯中に担当者が鼻先をなでてもあまり気にしないくらい警戒心が弱く、優しい性格でした。そんなピーターですが、残念なことに2022年9月に息を引き取りました。12歳2か月齢でした。
【元気なころのピーター。巣箱の上がお気に入りスポット】
【サツマイモとドングリが好きだった。野草も好きで特にクローバーとクズが大好き】
【カメラを近づけても気にしないマイペースな一面も】
死亡する数日前に立てなくなるも、口元に持っていった餌を食べるなど懸命に生きようとし、最期のその瞬間は眠るように安らかに旅立っていきました。私を含め今までの担当者がピーターにしてきたことが、彼の生涯をかけがえのないものにできていればいいなと願うばかりです。
さて、2つ目はれんげについてです。れんげは5歳のメスのトウホクノウサギでしっかり者の性格で、2022年4月まで展示場に出ていました。双子の妹のあやめの怪我で展示を交代した後は、あやめと一緒にバックヤードで仲良く過ごしていました。
【展示場に出ていたころのれんげ】
【バックヤードで過ごしているれんげ】
そんなれんげですが、現在はズーラシアにはいません。他の動物園にお嫁に行ったのです!!!
れんげはズーラシアのトウホクノウサギを代表して11月末に盛岡市動物公園にお嫁に行きました。私としては、担当になったころに比べてれんげとの距離が近くなってきていた(物理的に。たぶん心も)ので、搬出すると決まったときは寂しい気持ちもありました。しかしれんげにはぜひ、素敵なお婿さんと一緒に幸せにすごしてもらいたいと思っています。全国の娘さんをお嫁に送り出したお父さん方、きっとみなさんこういう気持ちだったんですね......!まさか23歳にしてこんな気持ちになろうとは思いもよりませんでした。
搬出日2日前のれんげ。上の写真に比べて心と物理的距離が近くなったと思いませんか??
さて、みなさま今年1年いかがだったでしょうか?トウホクノウサギ、フクロウたちは去年に比べてあわただしかった感じがありました。今年の思い出や愚痴は今年のうちに整理しちゃいましょう。来年も動物たちと中川をどうぞよろしくお願いします。
~次回予告~
無事に年内に書きたいことを書ききった中川。
もっと前から余裕を持って書いていればこんなギリギリにならなかったのでは?という思いは胸の奥にしまっておこう。
さあ、来年はいよいよ卯年だ。新時代の始まりにウサフクたちと中川を待ち受けるものとはなんなのか?いやむしろなにも待っていないのか?年越しはそばかうどんかラーメンか?
次回 「どうせ食べるなら天ぷらとか乗っていると嬉しい」 寒いから風邪ひかないようにね!
※タイトルはお知らせなく変更になる場合がございます。というか変更する予定です。
※現在、トウホクノウサギは園内工事のため、展示をお休みしています。
ノウサギ担当で来年は年男とか運命感じちゃう 中川