更新日:2023.06.02アカカンガルー ニコ、クイニーが死亡しました
アカカンガルー ニコ、クイニーが死亡しました
皆さまこんにちは、アカカンガルー飼育担当です
アカカンガルーの「ニコ」と「クイニー」が死亡したのでお知らせいたします。
【ニコについて】
4月下旬から食欲にムラがあり、5月に入るとエサを食べなくなりました。
5/4に動物病院に移動し安静にしていましたが、5/5死亡しました。11歳5か月でした。
ニコは「ヨック」、「コニー」、「コッコ」、「コーク」と多くの娘たちが今もズーラシアで暮らしています。
特にコニーは横顔や日中眠そうにしている顔が本当にそっくりで、写真を撮って後で見返すと「あれ...ニコ?コニー?」となることがよくありました。
ニコは手差しでニンジンやペレットを与えると必ず飼育担当の手を握ってきました。母親の癖を真似したのかその癖は娘のコニーやコークにも受け継がれています。
↑左奥:コニー 右奥:ニコ
手前左:ロイズ 右:コナン
【クイニーについて】
クイニーはすごく食いしん坊な個体で飼育担当がエサの準備をしていると音で気づいて扉の前で待機しているような個体でした。
本来アカカンガルーは神経質な動物で、新人飼育員が展示場に入ると最初はほとんど近寄ってこないのですが、クイニーだけはいつも隣でおやつを食べていました。
そんな食いしん坊なクイニーにはガイドの時に本当に助けられました。
↑人懐っこい個体ですぐ近づいてきてしまうため、写真を撮るのが難しい個体でした
死亡する前日まで食いしん坊なままだったクイニー。5/20眠るように死亡しました。
高齢個体の死亡が続き、とても寂しく感じます。
しかし、悲しむだけではなく、今後もっとアカカンガルーたちの生活の質を高め、長生きしてもらうにはどうしたら良いのか、日々考えていきたいと思います。
ニコ、クイニーありがとう。安らかに。
アカカンガルー飼育担当
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