更新日:2023.06.30しんすけだけの特別
しんすけだけの特別
いつの間にか梅雨ですね。
雨が多いとお客様が少なくて朝ごはんイベントやエサやり体験でのニンジンがあまり食べられず、雨上がりの放牧場でなんだかしょんぼりしているようにも見えるしんすけ・・・( ^ω^)
突然ですが、今回はそんなしんすけの特徴を3つ紹介したいと思います。
まず1つ目は、背中にある黒い線!
背骨に沿って生えている黒っぽい毛の帯は鰻線(まんせん)といい、原種に近いウマに見られることが多いようです。もしかすると、しんすけには品種改良が進む前の名残が他にも残っているかもしれませんね!
続いて2つ目は「時期によって毛の色が変わる」!
実は季節によって毛色が全然違うのです。特に違いがわかりやすいのは春先と秋の終わり。春先には上の写真のようになり、「白いお馬さんがいる~」なんて言われるほど。
そしてこちらが秋頃の毛色。しっかり茶色の毛に生え変わり、さらに毛も長くなってフォルムが変わりましたね。
3つ目は「距(けづめ)」がある。
写真は万騎が原ちびっこ動物園にいるニワトリです。「けづめ」と聞くとニワトリなどが攻撃の際に使うような"蹴爪"のイメージが強いですよね。
更に近づいてみましょう。そうそう!「けづめ」といえば一番目立っているこの部分!!
しかしウマやウシなどの足の後方にある、小さな突起のことも「けづめ」と呼ぶんです。
こちらがしんすけの後肢。毛の中にある少し硬そうなこの部分が距(けづめ)で、手指が退化したもののようです。
ちなみにしんすけの距は、撮影のためにいじっていたらポロっと取れてしまいました(';')!?!?
でも大丈夫!ウマの距は角質の塊なので、取れてしまっても痛かったり血が出たりすることはありません。そしてまた時間が経つと、同じような「距」が形成されるのです。
ぱかぱか広場で暮らす4頭の馬の中では、距があるのも時期によって毛の色が大きく変化するのも、しんすけだけ!
ちなみに、鰻線があるのもしんすけだけ!と言いたい所だったのですが、光翔の背中にも鰻線があるのでこちらはしんすけと光翔だけ(*_*)
光翔の背中にもしっかりと黒い線がありますね!
「ウマ」という同じ種類の動物でも、よく観察してみると個体ごとに様々な特徴がありますね。ズーラシアへ遊びに来た際は、自分だけが知っているこの子の特別!を見つけてみてはいかがでしょうか( ˶'ᵕ'˶)♡
ぱかぱか広場 水戸
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