更新日:2023.12.01エミューNEWS☆ その１
更新日：2023.12.01
エミューNEWS☆ その１
皆様こんにちは！アカカンガルー・エミュー飼育担当です！
今回は、春先からのエミューたちに関するニュースを2回に分けてご報告します！
ひとつ目は、「くろ」の死亡です。
7月24日の朝、メスの「くろ」が死亡しました。26歳でした。
「くろ」はオスの「しろ」と共に1998年に来園し、現在のズーラシアのエミューの群れの礎となった個体です。
晩年は脚が悪く、一緒に過ごしていたオスの「ペッパー」と「ナッツ」の一歩後ろを歩くことが多かったですが、他の2羽に比べて落ち着いており、雷や強風にも動じずエサを食べる頼もしい存在でした。
「くろ」ありがとう。安らかに...
ふたつ目は、5羽の同居です。
ズーラシアではエミューを二つの群れに分けて飼育しており、「くろ」の死亡以降も「ペッパー」「ナッツ」の2羽の群れと、「しろ」「シュガー」「ソルト」の3羽の群れで飼育をしていました。
しかし、「くろ」が死亡してから、一緒に生活していた「ペッパー」と「ナッツ」に段々と落ち着きがなくなり、徐々に採食量が落ちてきいきました。
本来であればたくさん餌を食べてほしい時期。
そこで、8月24日の朝、2つの群れを同居してみることにしました！
最初は「ナッツ」が「しろ」に対して威嚇するなどの行動が見られましたが、特に大きな問題なく、その日から11月上旬まで5羽でアカカンガルーと一緒に展示場に出ていました！
↑暑い日には5羽で水浴び
なお、この記事を執筆中の11月下旬はエミューたちの繁殖シーズンが近づいてきており、特に「ナッツ」の「しろ」へのライバル意識の高まりもあり、元の2群れに分けて飼育展示をしています。
次回に続く...
アカカンガルー・エミュー飼育担当