更新日:2023.03.02ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・お別れ編~
ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・お別れ編~
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のブログ:ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・犬のトレーニング追跡犬編~
☆★旅スケジュール★☆
1日目■日本発
2日目■ケニア・ナイロビ着
3日目■ニャクエリの森
4日目■ニャクエリの森
5日目■移動+小学校訪問
6日目■マサイマラ国立保護区
7日目■マサイマラ国立保護区
8日目■マサイマラ国立保護区
9日目■移動
10日目■マサイマラ大学訪問
11日目■シェルドリック動物孤児院
12日目■帰国
様々な体験をしてきましたが、いよいよマサイマラ国立保護区ともお別れです...。
名残惜しいですが、3日間寝泊りしたキャンプともお別れです。
旅の最初は言葉も通じず、どうやってコミュニケーションを取ったらいいか分からなかったキャンプスタッフたちとも、ニャクエリの森・マサイマラ国立保護区と5日間過ごすことにより、言葉の壁を乗り越えとても仲良くなりました。
冗談などを言い合うようになるくらいで、ケニアの文化をたくさん教えてくれたスタッフにも感謝です!
そしてマサイマラでの最後の食事を済まし、
テントなどの片付けをしていたら...
↑※この景色の中心に注目
ハイエナがこちらを見ていました!!!
今回は観光ではなく、獣医として現地で活動をしている滝田さんのお仕事を間近で見せていただき、本当にたくさんのことを考えさせられました。
何度も連載ブログの中でもお話してきましたが、"野生動物保全"は動物のことだけを考えるのではなく、社会問題が大きく関わっています。社会問題は多岐に及びますが、分かりやすいところでいえば、各国の昔ながらの文化、貧困問題などが挙げられます。
私たちの知らない地域では、今でも様々な国で内戦などの紛争が起こっています。
密猟にも様々な種類があります。
私たちのイメージする密猟は象牙などの乱獲を想像する方が多いと思いますが、例えば貧しい村では、昔から野生動物を獲って食べている部族がいます。その彼らがある日突然、野生動物の絶滅が危ぶまれるので、今まで当たり前にしていた狩りが政府の命令で禁止になり違法になってしまうといった場合も密猟に当たります。
また、このブログで見る野生動物たちの写真を通して、野生で起こっている現状を少しでも皆さまにリアルにお伝えしたいと考え、長期連載を企画しました。
今回は渡航先のアフリカのケニアの話中心ですが、社会問題はケニアに限った話ではありません。
少しでも地球について考えるきっかけになればとても嬉しく思います。
さて、いよいよマサイマラ国立保護区を出発していきます。
保護区から出て、次の目的地はマサイマラ大学です!保護区から出ると、一気に街の雰囲気は変わっていきます。
ケニアを走る車は、ほとんどが日本の中古車だそうで、「〇〇不動産」なんて書かれた日本の車が道路を走っていたりしました。
ちなみに、ケニア人が持っているスマートフォンも日本で使われなくなった端末がほとんどだそうです。
貧富の差が激しいので、中古品の中でも貧しい暮らしをする人には渡らないことが多いようです。アフリカ大陸でも、東アフリカ・西アフリカ・南部アフリカなどの地域差により治安や経済状況も全然違いますし、生息する動物の種類も全く異なります。
さて!続いてはマサイマラ大学へ訪問していきたいと思います♪
つづく
飼育展示係 鈴木(由)