更新日:2023.02.25うり坊成長日記　ありがとうございました！編

更新日：2023.02.25

うり坊成長日記　ありがとうございました！編

いつもうり坊成長日記を読んでくださる皆様、ありがとうございます(*^^*)

ひでおが産まれて1年、あっという間に過ぎていきました。マレーバクの誕生は当園では17年ぶり、2022年の年明けの1月12日に産まれたひでお。

こ〜〜〜んなに小さかったのに...

一年でこ〜〜〜んなに大きくなりました！！！！

体重も、10kg→270kgに！！！見た目が変わり過ぎて一瞬えっ？！？同じ個体？？？となりますね...（笑）

そして光に反射するくらいツッヤツヤの、ムッチムチ！！ムチムチ！BODYに✨✨（褒めてます♡）

本当に大きく成長しましたよ。

見た目だけじゃなくきっと心も♡（いや、まだまだロコloveで、離れると寂しくなって鳴いてしまうこともありますが...。）

バクの妊娠期間はおよそ390〜400日。ひでおは408日で産まれました。ロコのお腹の中に赤ちゃんがいることがわかってから、産まれてくるまで、本当に本当に楽しみで、まさしく（！）指折り数えて生まれて来るのを待っていたんですよ。（390日を過ぎてからは、まだだ...まだ産まれてこない...と、1日1日が長かったこと！笑）

2022年の1月13日の朝、バク舎に行った時、自分の足でまだちょっとぎこちなく、でもしっかりと立っているひでおを見た時の感動や、授乳が確認できた時に感じた安心感はしっかり覚えています。この先の飼育員人生の中でもきっと忘れられないんだろうなあと思います♪

ひでおが生まれるまでの400日と、産まれてからひでおの成長を近くで見た400日は...産まれてきてからの方が圧倒的に早く過ぎていったように感じます。

寒い季節に生まれたので、小さな体に部屋の中は寒くないだろうか、モートやプールの高さは赤ちゃんには大丈夫だろうか、栄養は足りているだろうか...と気をもむことはありました。が、こちらの心配をよそにひでおはスクスク順調に成長しました♪

唯一心配したのは、初めてサブ運動場に出て、遊び疲れて次の日元気がなくなってしまったことくらいです（笑）

指にちゅーちゅー吸いついてきていた赤ちゃん時代や、色んなことを認識し始めたイヤイヤ期、、色々懐かしいですね。

カイムの忘れ形見のひでお。順調に成長して無事に1才を迎えたことに、喜び＆嬉しい気持ちです！

17年前、当園で初めてマレーバクの赤ちゃんが産まれた時の父親もカイムです。17年越しに再び父親になったカイム。カイムの孫も去年、ひでおと同じ年に生まれ、命のバトンが繋がっていくことはとても嬉しく、また、とても大切なことですね(^^)

ひでおもいつか、お父さんのカイムのように立派なオスになって、マレーバク界の繁殖に貢献し、そのバトンを繋いでいってくれることを期待しています。

そしてロコも毎日休みなくの子育てでした。本当に本当に本当にお疲れ様！と、ここまで大きく育ててくれてありがとう✨の気持ちでいっぱいです。

ロコとひでおの穏やかで、幸せな子育ての日々と成長を1番近いところで寄り添うことができ、非常に貴重な経験でした。感謝の気持ちでいっぱいです♪

2頭から学べたことを今後のより良い飼育・繁殖に繋げていきたいと思います。

さて、今回でこのうり坊成長日記もおしまいです。

赤ちゃんがまだ公開できない間の貴重な様子やそれぞれの個性、飼育員しか知らない裏話やエピソードを通して、普段はあまりスポットが当たらないマレーバクという動物に注目して興味を持って好きになってもらえたらいいな...と思ってブログを更新していました。（ニンジン、コマツナ嫌いのイメージが強くついてしまった感もありますが(^_^;)）

特に、ひでおが産まれたのは寒い季節だったので、すぐにはお客様に公開できなかったこと、まだまだ自由に出歩けるような時期ではなかったので、とにかく1年間は頑張ってブログで伝えていこう！と自分の中で決めていました( `･ω･´)

いつもブログ見てます！とか、あの時のあれはどうだったんですか？とか、バク臭ってどんな匂いですか？？と、声をかけてくださる方も多く、皆様に読んでいただけていたことが嬉しかったです。

今も昔もロコにとってひでおは枕...？？！

いくつか考えていた中から選んだ"うり坊"成長日記というタイトル

胸のところにまだ少〜〜しだけ模様残っていますが...ひでおはもうすっかり立派なツートンカラー✨✨

"うり坊"も、もう卒業ですね！

マレーバク、そしてロコ、ひでおに興味を持ってくださった方。この先もマレーバクや野生動物、動物園や、彼らが暮らす環境について、興味を持ち続けていただけると嬉しいです。もちろん、かわいい！動物たちですが、かわいいだけではなく...野生動物である彼らと共存できる社会を守るために、仕組みを作るために、私たちには何ができるんだろう？と、考えるきっかけになれば幸いです。そしてもし、それを行動に移してもらえるなら何より嬉しいです！

（マレーバクのお話はこちら：うり坊成長日記　大台突破！かわいいの一歩先へ編）